
近頃のエアコンの省エネ性は凄まじいほどの高性能となっているのです。エアコンの性能を示すのが「COP」という単位なのですが、最新のエアコンの省エネ性能はCOP「6」に近い性能を誇っているのです。
COP6というのは、「1」の電気で「6」の熱量を発生させることができるという意味なんです。ちなみに電気ストーブはCOP1ですね、「1」の電気で「1」の熱量しか発生させることができないのです。
だからこそ私は、エアコンを使った24時間全館冷暖房のマイホームを建てたわけです。しかも最近のエアコンでは氷点下であっても暖房が有効に使えるのですからね、一昔前のエアコン性能では実現できなかったと思います。
さてそんな省エネ性能が凄まじいヒートポンプ技術を使ったエアコンですが・・・実は省エネ&低コスト以外でもエアコン空調には大きなメリットがあるのです。
エアコン空調(冷房と暖房)の意外なメリット
細かく温度設定できるメリット
何度も言いますがエアコンを使った空調の最大のメリットは電気代が安くなることに尽きるのです。それは冷房であっても暖房であってもです。(そもそも冷房ができる設備はエアコンぐらいしかない)
しかし、エアコンには他の暖房器具にはない特別な特徴が備わっているのです。それは1℃単位で精密に室温を設定できることなんですね。しかも設定したら即時に反応してくれるのですから、実はこれって凄いことなんです。
例えば床暖房や蓄暖ですが・・・暑くなりすぎたからといってスイッチを切ったとしても、室温を直ぐに下げることは無理なのです。熱を放出し続ける特徴は、特に床暖は顕著ですね。薪ストーブや暖炉でも同じで、火を消してしまうと点けるのが大変ですので弱火にしておくのですが・・・日光が入ってくると家の中が暑くて暑くて堪らないなんてこともザラにあるのです。
ところがエアコンには高性能な温度センサーが付いていますので、温度を設定しておけば自動で微調整してくれるというメリットがあるわけです。
日差しが照って室温が上がれば・・・エアコンは自動で運転を停止します。曇ってきて室温が下がれば、また自動で運転を開始するのです。
安心できる安全性
私の知り合いなどは、「ファンヒーターでも1℃単位で温度設定できるよ!」と言うのですが・・・ファンヒーターを、出掛けている時でも寝ている時でも安心して点けっぱなしにできますか?できないでしょう?
そうなんです、安心して点けっぱなしにできるのもエアコンの意外なメリットなんですね。
エアコン空調まとめ
当然ですが、エアコンによる空調にも欠点やデメリットは存在します。しかしそれを簡単に打ち消すほどの性能とメリットがあることを私は皆さんに知っていただきたいのですね。
しかし実際のところ、ハウスメーカーや工務店はエアコンによる空調を勧めてはこないでしょう。その理由は、エアコンを付けてもハウスメーカーは儲からないからなんですね。床暖のような大掛かりな工事が必要となる暖房の方が儲けが大きいのです。
エアコンの使い方にはコツがあるのですが、それを皆さんは知らないだけなのです。
エコで地球にも優しくて家計にも優しいのはエアコンなのです。緻密な運転ができて安心して点けっぱなしにできるのもエアコンです。5万円のエアコンで暖房も冷房も除湿もできちゃうのです・・・日本の最新ヒートポンプ技術が詰め込まれたエアコンを使わないなんて勿体無いですよ!