
ハウスメーカーへの来訪者の傾向として年配の方が訪れることが多くなってきたように思えます。やはり定年退職した方が多いと思いますが、このような人は「平屋」を好む確率が高いのではないでしょうか?特に和風デザインの平屋に人気が集まるようですね。
このブログでも平屋に関する記事に注目が集まりますが、平屋はメリットばかりあるわけではないと私は思っています。
普段は老夫婦2人の生活だったとしても、お正月やお盆には子供や孫が訪ねてくる人も多いはずです。
2階建てであれば部屋数も確保できますので子供や孫に泊まっていってもらうことができますが、平屋だと広さ的にどうにもならないという事態も有り得るのです。特に複数の子供夫婦をお持ちの方は重要ですよね。
また、2階建てと比較すると平屋の坪単価は高くなってしまうこともデメリットの1つと言えるのではないでしょうか?(画像出典 アキュラホーム)
アキュラホームの平屋の坪単価
平屋の坪単価は高くなりがちですから、アキュラホームやタマホームのようなローコスト住宅メーカーを考える人が多くなる傾向が強くなります。
また、老夫婦2人が住めれば十分だということで最低限で良いと考える風潮もあるわけですね。
しかし、いくら低価格が特徴のローコスト住宅メーカーであるアキュラホームといえども・・・平屋の坪単価は決して安いものだとは言えないレベルになってしまうのです。
アキュラホームで延床面積が16坪から17坪の平屋を購入しようとすると、本体価格は997万円ほどになります。
この平屋の坪単価は・・・なんと、62万3000円ほどとなってしまうわけですね。
価格が1000万円と聞くと安い住宅のように思えますが、実際に坪単価で考えてみると割高な買い物となってしまうのです。(延床面積が狭い平屋だからこそ坪単価が高くなるという理由もある。)
当然ですが、実際にアキュラホームで平屋を建てるときは付帯工事費や諸費用が加わることになりますので・・・実質的な価格や坪単価はより高くなってしまうことになります。
そう考えると、もう少し予算を足せば20数坪の2階建てが買えてしまうのですよねー。
また、平屋の場合は商品プランの数も多くありませんから・・・選択肢が狭いというデメリットも考慮しなければなりません。
本当に平屋が必要であれば坪単価が割高でも購入するのが良いと思いますが・・・
2階建てを候補から完全に外してしまうのは勿体無いようにも思えます。
平屋は不便?割高?
当然ですが、広い土地をお持ちの方で、広い平屋を建てる財力のある方は・・・何も問題はありません。
しかし、限られた予算と土地を使って平屋を建てるとなると狭さがネックになってしまうのですね。
土地が狭いのに平屋にこだわってしまうと必要な面積を確保しにくくなってしまいますよね。
そうなると、イザって時に使えない住宅となってしまう可能性が出てきます。
簡単に言うと、せっかく平屋を建ててもイメージしている理想の住宅にはならないわけですね。それどころかとても使いにくい家となってしまいます。そうなってしまうと残念な気持ちになってしまいませんか?
一般の住宅というのは、2階建てが標準となって設計がされていて価格や坪単価も2階建てを基本に設定されています。
そういう意味では、2階建てと比べると平屋も3階建ても割高となってしまうようになっていると言えるでしょう。
潤沢な土地と予算を持っている方は・・・価格や坪単価に関係なく素敵な平屋を建てていただきたいと思います。
あなたがそうでない方であったならば・・・
平屋だけでなくて2階建ても検討してみるべきだと思います。
アキュラホームでもタマホームでなくても、地元の工務店などに頼んだとしても総2階建てならばとても安い価格で購入できるようになっていますから。