
新築の間取りを考えるうえでシッカリ考えたいのが、子供の可能性を伸ばすための間取りやインテリアだと思います。昭和時代は、立派な子供部屋を与えるのがステータスだったようですが・・・この部屋に引きこもってしまう子供が増えてしまう原因となってしまっていました。
最近の間取りでは、開放的でいつでも家族の気配が感じられる空間が好まれる傾向がありますが・・・子供部屋は最低限にしておいて、勉強などはリビングやダイニングでする方が良いという研究結果もあるくらいです。
どうせマイホームを新築するのであれば、子供の可能性を大きく伸ばすことができるような間取りやインテリアにしてみたいと思いませんか?しかしどのようにして良いかわからないと思いますので、今回は子供のための室内空間をどうしたら良いかを考えてみたいと思います。
子供の可能性を伸ばす室内&外空間とは?
寝学分離の間取り
昔の子供部屋には、就寝場所と勉強部屋と遊ぶ場所いう意味が含まれていました。しかし、これでは子供は勉強に身が入らずにマンガやゲームに夢中になってしまったり、すぐにベットにゴロ寝したりしてしまうものです。また、なんでも自分の部屋で済ませてしまえるようになると部屋から出てこなくなってしまい、最終的には引きこもりの原因になったりもしていたのです。
ところが最近では「寝学分離」という考え方が出てきていて、寝る時は自分の部屋で寝て勉強をする時はリビングなどで行うスタイルが一般的となってきているようです。1人の時間も必要ですので最低限のスペースは確保しますが、寝るスペースとプラスα程度の面積しかなければ引きこもることもできないですからね。
子供部屋と子供部屋を勉強スペースで区切るというスタイルが一番先進的な間取りになっているようですので要チェックですよ!
落書き用ホワイトウォール
子供部屋の壁をホワイトウォールにすることで子供の思考力や想像力を大きく高めることができます。兄弟で使用する大部屋の間仕切りを落書き用のホワイトウォールにしても良いでしょう。
好きなキャラクターのシールを貼ってもいいし、絵を書いたり計算してみたりしてみてもいいのです。家族との連絡事項を書いておく掲示板として使えばコミュニケーションツールとしても使えますよね。使い方はアイデア次第です!
ただし、チマっとした大きさにするのはいただけませんね。やるなら壁一面とか扉1枚分くらいの大胆な面積のホワイトウォールを用意することです。子供が自由にできる空間が小さくては意味がないですからね!
成長と共に変える勉強場所
子供の成長とともに学ぶ場所を移すことができる間取りプランも最近のトレンドと言えるでしょう。
子供が幼い時は親と一緒に遊べるリビングにその場所を用意して、3歳ぐらいになるとイスにも座れるようになりますし作業中の親が直ぐに手をかけられるようにキッチンでお絵かきなどをするようになります。
小学校に入って自分で勉強をできるようになったならば、ダイニングやスキップフロアで勉強するのも悪くないかもしれませんよね。高校や大学になればオープンスペースや自分の部屋で勉強するようになれば最適です。
新築でマイホームを建てる時はこのように、いろいろな場所に居場所や勉強スペースを作ることができるような間取りにしておくと良いのではないでしょうか!
可変タイプの間取り
各部屋を壁で仕切っておかずに、大空間にしておくと子供の成長に合わせて使い勝手の良い部屋になります。子供が低学年くらいであれば背の低い家具で部屋を緩く仕切ると良いのではないでしょうか?
子供が思春期になって将来的に個室が必要になれば壁で仕切れば良いのですが、この場合でも天井までの高さの家具などで簡単な感じで仕切ることをオススメいたします。
回遊タイプ動線
子供が伸び伸びと育つには広くて大きな家でなければ無理だと考えている人もいますが、そうでなくても行き止まりがなくて家の中を回遊できる間取り動線ならば子供は自由に走り回ることができますし隠れんぼなども可能となるのです。
ウッドデッキや玄関フロアなども繋げると大胆な回遊ができる間取りとなりますね。お友達が遊びにきても探検気分が味わえるような家の間取りにしておくと広く感じることができる効果もあります!
多目的玄関
雨の日の子供の遊びはテレビやゲームばかりということになりがちですが、子供は基本的にはジッーっとはしていられないものです。雨の日でもボール遊びなどができるスペースがあれば遊ぶハズなのですが、そのスペースとして最適なのが玄関ポーチです。雨が当たらないように屋根を大きく張り出しておくと最適な場所になるのです。
庭や外周り
広い庭があるのが理想ですが、広くなくても子供がワクワクする空間にしておけば体も動かしますし感性も磨けるようになるはずです。
外壁にくぐれる程度の穴を開けておいたり、砂場や茂みを作っておくと勝手に遊び始めることでしょう。大きめの木があればハンモックやロープを吊るして遊ぶこともできます。
工夫次第でどうにもできますので大きな土地が無くても諦める必要はないのです!
マイホームの空間設計で子供は変わる!
マイホームの間取りを少し工夫するだけでも子供の生活や遊びは大きく変化するものです。
人が集まりやすい空間にしておけば友達も自然と遊びにくるようになるでしょうし、そうすることでコミュニケーション能力も育てることもできるのです。
また、広くなくても好奇心を引き寄せるようなデザインや仕掛けがあれば子供の五感を刺激できますし、回遊動線の間取りがあれば体を動かす機会も多くなります。
少しの工夫で子供が伸び伸びと暮らせるようになるのであれば、新築の時に少し勉強してでも楽しい間取りを実現すべきだと思いませんか?ぜひ今回のアイデアを参考にしていただきたいと思います!