
ほとんどの方の場合は、亡くなった方の供養はお墓でやるものだと考えているハズですよね。遺骨をお墓に入れて、お盆になればお墓参り・・・私だってコレが普通だと思っていますから。
ところが、近頃ではお墓に遺骨を入れるのではなくて樹木葬なども多く行われるようになってきているのは知っていますか?樹木葬や散骨については、以前にこのブログの「葬式も無しで墓もいらない・・・圧倒的にシンプルで迷惑も掛けずに亡くなる方法!」という記事で書かせていただいています。
お墓という形式にこだわらない人が増えている昨今ですが、その中でも注目を集めているのが「自宅供養」です。遺骨を家の中に置いておくという行為が正しいのか非難すべきことなのかは分かりませんが、私の発想には無かったことですね。
自宅供養への疑問
自宅供養と聞かされても様々な疑問が浮かんでくるのが普通ではないでしょうか?その疑問点としては・・・
- 家のどこに遺骨を置くの?
- そもそも遺骨を家に置いても良いの?
- どんな形で置けば良い?
- 墓に入れないと罰当たりにならない?
- 法律上は大丈夫?
- 遺骨を家に置く理由は?
パパっと考えてもこれぐらいは思うのではないでしょうか?そしてこれらの疑問に少しお答えをすると・・・法律的には「墓埋法」というのが存在しているのですが遺骨を手元に残しておくことは禁止されていません、つまり自宅供養は可能ということですね。禁止されているのは庭や他人の土地に埋めることです。
また、自宅供養をする理由としては・・・亡くなった人への愛情からずっと側に居たいという想いがそうさせるようですね。それとは逆に、姑と同じ墓に入りたくないからという理由も多いようです。嫁姑の関係が悪いとこのような感情になるのかもしれないですね。
さらに以前の記事でも書きましたが、お墓を立てるのにも維持するのにもお金と手間が掛かってしまうことが倦厭されているという事情もあります。特に都会では数百万円出しても墓を立てることができないという事態になっているからですね。さらに、お寺との付き合いが煩わしく感じる風潮も自宅供養に拍車を掛けているのではないでしょうか?葬儀や法要をできるだけ簡略化する動きも顕著ですからね。
もしかしたら・・・遺骨をお墓に納骨するまでの期間なども定められていませんし、そういう決まりも無いですから・・・いつかはお墓に収めるにしても、しばらくの間は自宅供養したいと望む人もいるのかもしれませんね。
納骨祭壇という方法
さてそれでは自宅供養をするにしても、家のどこにどんな風に遺骨を置いておけばいいのかですが・・・最近では「納骨祭壇」というものが登場してきているのです。
納骨祭壇の特徴は遺骨を収める納骨庫が仏壇とセットになっている点で、新しくお墓を立てるよりもローコストで済みますし遺骨の置き場所を決めるという意味でも悪いものではないのです。
今までであれば遺骨はお墓に入れて「位牌」を側に置いておくというのが普通でしたが、納骨祭壇による自宅供養であれば故人の魂を感じやすい遺骨を身近に置いておけるので、故人と自然に接することができるメリットがありますよね。
お墓が家の近くにあるのであればまだしも遠く離れた場所にあって疎遠になるくらいであれば、納骨祭壇の方が罰当たりにならないかもしれないですね!
これからマイホームを建てようとする方は、納骨祭壇を納められるような場所を間取りに取り入れて設計しておくと良いのかもしれません!