はうすめーかーどうですか

ハウスメーカーの事・・・あまり書いてないですけどね!

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ダイワハウス「グランウッド(ジーヴォ)」の坪単価が安い理由は?

ダイワハウス「グランウッド(ジーヴォ)」の坪単価が安い理由は?
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2014年の最初あたりから販売を始めたダイワハウス「xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)」の価格や坪単価が安いという評判を聞いたので少し調べてみました。

もともとはダイワハウスのXEVO(ジーヴォ)は価格も坪単価も高いモデルだったのですが、「xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)」はXEVOの高性能を維持したままに坪単価を安く設定してあるようですので私としても大変興味深い商品でもあるのです。

xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)の特徴

ダイワハウスの「xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)」の坪単価が安いかどうかの前に、どんな特徴を持っているのかをご紹介しておきます。

木造軸組工法である

XEVOは軽量鉄骨ブレース構造を基本とした商品なのですが、xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)では木造軸組工法が採用されています。これは低コスト化を実現するとともに断熱性を考えても有効であるので悪いことではないと思います。また100%国産木材による集成材が使われているのも大きな特徴と言えるでしょう、通常だと国産材使用率は65%程度になるのが一般的です。

外断熱である

一般的なグラスウールを使った断熱ではなくて、3種押出法ポリスチレンフォームを使用した外断熱を採用していることは歓迎すべきことなのですが・・・断熱性を示すQ値が約2.2程度しかありませんので、とても暖かい家とは言えないレベルなのが残念です。せめて1.8を切るくらいの性能は欲しかったところですね。断熱性が低い原因としては最強の断熱材と言われているネオマフォームを使わずに押出法ポリスチレンフォーム3種なんぞを使っていることが考えられます。しかもダイワハウスの外断熱説明図を見ても薄そうですので30ミリ厚くらいしかないと予想しています。この厚みではとても足りないと思います、やはり45ミリ厚くらいは必要なのではないでしょうか?恐らくは、その分が安い坪単価に反映されているのでは?

モルタル塗りの外壁

ダイワハウス「xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)」の外壁はサイディングではなくて、特殊モルタルを塗った外壁になるのが外見上の特徴です。ただしモルタル塗りの外壁は高級感が高まって美しい反面、汚れやすくてヒビも入りやすのが欠点です。通常であれば10年から15年くらいで塗り替えをするのが一般的ですが、グランウッドの外壁は2度塗り(下塗り&上塗り)をしてから特殊耐アルカリ性ガラス繊維ネットを貼り・・・そこに最終的に塗り壁仕上げとすることによってヒビが入る確率を大幅に低減しているのも特徴です。ダイワハウスの説明では20年はもつということです。

継ぎ目のない基礎

一体スラブ基礎によって継ぎ目がなくなるので強度も増しますしシロアリにも強くなるメリットがあります。しかし、キチンと施工された基礎であれば底部と立ち上がりを2度打ちする普通の基礎でも特に問題になることはないと思います。一体打ちの方が良いのは確かですが、やはりシッカリとした業者が施工するかどうかの方が大切だと思います。

xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)の坪単価

これだけの内容とダイワハウスのブランドを持ったxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)ですが、ダイワハウスのカタログでは坪単価は、本体工事価格3.3㎡当たり49.2万円~という坪単価になっています。(税込み、太陽光発電システム3.04kW搭載済み

これがどれだけ安い坪単価なのかは比較してみればわかることですが、例えばダイワハウスの平均坪単価は73万円くらいになっているのです。これが積水ハウスだと約78万円。パナホームやミサワホームの場合でおおよそ69万円というのが平均的な坪単価なのです。大手ハウスメーカーの中ではジーヴォ グランウッドの49万2000円という坪単価の安さが際立っていますよね。

これがハウスメーカーの表示価格ではなくて実際に建てる時の坪単価で比較しても、安いという結果になると思います。やはり安くしないと売れない時代になってきたのが最大の理由でしょうか?

しかし私としては、坪単価をもう1万円高くしたとしても断熱材をグレードアップした商品の方が魅力的だったと思います。もしくは、もう2万円や3万円ほど坪単価が高い商品であってもW断熱を採用した商品を探した方が良いのではないでしょうか?それほどまでに断熱性能というのは快適性に効いてくるものだからなんですね。

追記・・・・ダイワハウスの説明だと「断熱性能のグレードを3段階(エクストラ仕様・ハイグレード仕様・標準仕様)に設定し、お客さまのご要望に応じて、選択できるようにしました。」とありました。より上級仕様を選べば断熱性能のアップが可能となるようです。ぜひご検討下さい!

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