
海外旅行でシンガポールに行ってきたのですが、英会話ができないことにとても歯がゆい思いをしてしまいました。学生時代に習った英語で最低限の意思疎通はなんとかできたのですが、英語力不足を痛感した瞬間でもありましたね。
スマホが使えれば翻訳にしても地図にしても不自由さはかなり緩和される時代になったと実感はしたんですけども・・・羽田空港でシンガポール国内で使えるレンタルのモバイルルーターを借りるつもりだったのですが、長蛇の列ができていて時間が押していたこともあり諦めることになったのが致命的でした。
それでもシンガポールでは、大規模施設であれば無料Wi-Fiが使える場所が多かったので最低限の範囲でスマホが使えたので助かりました。逆に言えば、回線を用意できてスマホさえ使えれば英会話ができない人でも自由に海外旅行に行けちゃうなーなんて思えたくらいです。
それでも海外旅行に行くなら英会話ができた方が絶対に楽しいということも実感しましたので、ビジネスに使えるほどでなくても良いので英語を再び勉強してみようと思いました。
そこで今回調べてみたのが、英会話を学び直すための「コツ」です。学生時代は受験のために勉強していましたが、今回は英会話ができるようになるのが目標ですから そのためのコツを知っておかないと能率が悪くなるどころか目標を達成できないことになりかねないと考えたからですね。
いろいろと調べてみると、TOEICのリスニングで満点近くとれるくらいのレベルになるとビジネスでも通用するくらいの英語力が付くということですから・・・この方法を取り入れて8割くらいの達成を目指そうと思いました。
そこで今回は忘備録がわりに英会話学習の方法とコツをまとめてみたいと思います。
英会話学習のコツ5つ!
とにかく累積時間1000時間を目指せ!
1000時間の法則とか1万時間の法則というのはご存知でしょうか?ある特定の分野である程度詳しくなるために必要な時間が1000時間で、プロレベルに至るまでに必要になる時間が1万時間という法則のことですね。つまり、うだうだ言う前に1000時間とか1万時間をクリアしろという意味なわけです。
基本的には英語を習得するためには時間がかかる事は間違いないわけです。上級者と同レベルに到達するためには1万時間が必要となりますが、大学受験で英語を勉強した人がある程度の英会話ができるようになるためには1000時間ほど見積もっておけば大丈夫なようなのです。
1000時間とはどのくらいの時間かと言えば、毎日1時間ほど勉強すると3年は必要となってしまうくらいなわけですね。毎日3時間も勉強したならば1年程度で終わる計算です。この法則から考えると、週一で英会話教室に行く程度では1000時間到達までには20年ぐらい経ってしまう事になってしまいますよね。
しかし、ここで注意しておかないとならないのは・・・1000時間の意味ですね。あくまでも「英語だけを聞いていたり話す時間」の累積時間を意味しているようです。日本語の説明を聞いている時間はここには入れてはいけないという事です。そして大切なのは英会話を勉強している日数や年数というのはどうでもよくて、大切なのは「英語に接している累積時間」ですって。なるほど・・・
とにかく単語を記憶しろ!
英会話でとにかく必要なのは単語を覚えること・・・、考えてみれば当たり前の事です。英語をマスターした人が言うには、語彙が増えるのが上達を実感する一番の方法なんだとか。
大学受験を経験した人は、おおよそ2000語ほど覚えているハズ。そして、母国語が英語の人は1万語ほど覚えているそうでして・・・単純にあと8000語の英単語を覚えてしまえば良いらしい。
ただし英単語を覚える方法として、受験時のような単語帳を用いる方法はやめておく方が良いみたいです。なぜならば発音が身につかないからなんですね、そこで有効とされているのが洋画を見まくる方法です。分からない単語があったとしても文脈から意味を推測する力もつくので一石二鳥!洋画で英語を聞いている時間も1000時間の法則に含まれるので・・・2時間の映画を500本見れば達成できることになりますね。
そして、洋画で英単語を覚える最大のコツは・・・少しくらい意味のわからない言葉やセリフがあったとしても聞き続けることらしいですよ。とにかく英単語でも累積時間が大切なようです。
高いお金を出す必要はない!
とにかく1000時間ぐらい英語に触れ合えばよいということですから、なにも値段の高い教材を買ったり料金の高い英会話教室に通う必要はないということです。オーディオブックやDVDであれば安価に手に入りますし、ポッドキャストやユーチューブを利用したならば無料でも英語に触れ合うことができる時代です。
重要な事は・・・「お金をかければ英会話が上達するわけではない」という事。
とにかく好きな分野で安く英語に触れ合える方法を探してみるのが良いようです。料理好きな人であれば英語で書かれているレシピ本を購入するのも悪くないでしょうし、アニメが好きな人であればディズニーアニメなどを英語のまま見る方法も良いということですね。
「好きこそものの上手なれ」というコトワザもあるくらいですので、英語学習においても好きな分野で責めるべきなのでしょうね。
単語のスペルを覚える必要はない!
受験で英語を勉強した人はスペルも必至に覚えた記憶があるのではないでしょうか?確かに正しいスペルを覚える方が間違いのない英語を身につけることができるのでしょうけども、今回の目的は海外旅行の時に英語で会話ができるようになる事です。この場合、スペルを正しく覚える時間があるくらいであれば英語のDVDで多くの英単語に触れ合う方が効率的と言えるでしょう。
そして文法もある程度は覚えなくてはいけないようですが、必ずしも正しく覚える必要はないようです。あくまでも・・・完璧な英語を身につけるのが目標ではなくて、英語で会話ができるようになることが目標なのですからね。
発音記号も必要なし!最低限だけ発音できるように!
もともと、1000時間の学習時間ではプロレベルになることは不可能なわけですね。そういう意味では完璧な発音にこだわる必要もないとことになります。複雑な発音記号を気にするくらいであればカタカナ音で覚えてしまえば良いらしいですよ。
例えば・・・・
- What を外人が発音すると「ワット」となるのに、日本人が発音すると「フォァット」となるため肥満を意味する「fat」と間違われてしまう。
- This は「ジス」ではなくて、「ディス」で正解。
- 彼女を意味する「She」はシーで、海を意味する「Sea」はスィーが正解。
- バイオリンは、ヴァイオリンと話せば大丈夫。
- 正しいを意味する「right」は Rの発音で、ゥライトと発音するのが正解。Lの発音はライトです。
どうでしょうか?カタカナで最低限の発音のルールを覚えるくらいであれば簡単にできそうですよね!「wh」と「th」、「s」と「sh」、「b」と「v」、「r」と「l」の違いをカタカナ音で覚えてしまえば良いのですから!
そして発音の大原則も1つだけ・・・日本語は語尾に母音を付ける言語で、英語は語尾に子音を付ける言語であるということです。
チョコレートであれば・・・日本人は「チョコレートぉ」と発音するのですが、これでは外人が理解できないそうです。
外人の頭の中では・・・チョコレートは「チョックレイッツ」なんですって!語尾で「あ・い・う・え・お」を強調するしゃべり方はアウトってことですね。
英会話のコツまとめ
ここまで英会話のコツをまとめてきたのですが、一番大切なのは・・・やはり英会話に触れる時間を確保することのようです。つまり1000時間の法則を最優先すべきということですね。
ところが、1000時間の法則は理解できるんですが社会人になると・・・「忙しくてまとまった時間が確保できない」という言い訳をしてしまうものなんですね。
しかし大切なのは「まとまった時間」ではないという事です。あくまでも英語に触れている時間の累積ということですから、英語のニュースや洋画の流し聞きでも十分ということですね。
なにげなくテレビを見ている時間や通勤時間を利用して1000時間を到達したら良いだけなのです。
後は、やるかやらないか・・・だけの問題のようですね。もし1000時間の法則に文句を言いたい人がいるのであれば、1000時間をクリアしてからにして下さいね!
ちなみに私は、この方法に賭けてみることにします。次はマカオに行ってみたいので、それまでには・・・