
少しでも上級の就職先を探したいって誰もが考えますよね?学生本人だけではなくて、その親までもが・・・一流企業に入社したい、させたいと思っていることでしょう。本人にとって本当に一流企業に入社することが良いことなのかどうかは、さておき・・・
今回は、一流企業の入社試験における「おもしろ問題」をご紹介したいと思います。こんな問題で学生の何が分かるのかは知らないですが、興味のある方はご覧下さい!
優秀かどうかを見分ける?おもしろ入社試験問題
優秀な学生を採用するといっても、一流企業はもともと有名大学の学生から絞り込んでテストや面接で判断して内定を出します。それでも判断できないような特性を見分けるために難問や奇問を出すのですが・・・その中でも、特に発想力が必要な「おもしろ入社試験問題」を集めてみました!
国内企業のおもしろ入社試験問題
- サイバーエージェント・・・「人生の大きな挫折をブログに書く場合、そのブログのタイトルは何にしますか?」
- 吉本興業・・・「長年売れている、とあるドリンクのネーミングと効能を教えて下さい。」
- タカラトミー・・・「ティッシュペーパーを1箱使って、泣いている子供を笑顔にする方法は?」
- フジテレビ・・・「5分間の天気予報で視聴率80%をとる方法は?」
- 博報堂・・・ディスカッション形式で「SNSにまつわる画期的な新しい機能を提案して下さい。」
こんな問題に答えなんてあるのかと思いますが・・・企業が見ている部分は、正解が出せるかどうかではないところがミソですね。
海外企業のおもしろ入社試験問題
国内一流企業の入社試験でも「へ~」と思える問題でしたが、海外の有名企業の入社問題も一筋縄ではいかないおもしろ問題が多数あるのです。
- アップル・・・「100階建てのビルで、ある高さ以上で壊れてしまう電球を20個渡された場合、どのようにして電球が壊れる高さを特定しますか?」
- マイクロソフト・・・「アメリカには何軒のガソリンスタンドがありますか?」
- マイクロソフト・・・「どちらもちょうど1時間で燃え尽きる導火線が2本あります。この導火線はムラのある材質でできているために燃え方に速い部分と遅い部分とがあり、一定の割合で燃え進みません。この2本の導火線と1個のライターだけを使って性格に45分を計るにはどうしたらよいですか?」
- マッキンゼー・アンド・カンパニー・・・「次のオリンピックで日本がメダルを増やすためには、どうしたら良いでしょうか?」
どうでしょうか?マッキンゼーの入社試験は想像の範囲内かもしれませんが、アップルやマイクロソフトの入社問題はどのようにして発想したらよいのかさえ分からないですよね?
まだまだあるおもしろ入社試験問題!
- グーグル・・・「全世界でピアノの調律師は何人いますか?」
- グーグル・・・「時計を見ると3時15分でした。長針と短針の間の角度は?」
- タケダ・・・「新聞紙を50回折りたたむとどのくらいの厚さになるか?」
- マイクロソフト・・・「マンホールのフタが四角ではなく、丸いのはなぜか?」
こんな問題を面接の時に瞬時に答えられる人なんているのでしょうか?
企業は学生の何を見たいのか?
内定をもらえる学生というのは、実は数社からいくつもの内定をもらっていたりします。その逆で、内定が取れない学生は何をしても何社の面接を受けても内定が取れないという実態があるのです。
そんな入社試験や面接で、これらのようなおもしろ問題で一流企業は学生の何を調べたいというのでしょうか?
実は、企業側からしてみると・・・学力や対人能力というのはペーパーテストや面接である程度は計ることができるのです。しかし、「スピードや展開の速い思考力」や「業界や職種毎に違う適正」や「自分をアピールする能力」や「現場で本当に使える奴なのか」や「耐ストレス能力」を、これらのような珍問・奇問で調べたいわけですね。
簡単に言えば・・・学生にとって一番得意な部分というのが、その企業にとって必要な能力であれば採用したいわけです。
ただし最近では、難問や奇問などを使った入社試験は効果が無いのではないかと言われ始めてもきています。もしかしたらこれからは・・・おもしろ入社試験問題というのは減少していくのかもしれませんね。
そもそも・・・ピアノの調律師の人数やアメリカのガソリンスタンドの数なんて、「フェルミ推定」を知っていれば簡単に解ける問題です。逆に言えばフェルミ推定を知らなければ解くことはできないのです。これらは、おもしろ問題のように見えますが、単純にフェルミ推定を知っているかどうかを調べるだけの問題とも言えるのです。それだけで本当に優秀で使える人間なのかどうかなんて判定できないと思うのですが・・・
私の考えでは、これからの入社試験は・・・ビジネスに必要な全ての高い能力を調べる「トップチェック型問題」と、ストレスに耐えることができるかどうかを調べる「ボトムチェック型テスト」の2種類が主流になると思います。
いくら優秀でも「うつ病」や「新型うつ病」などで退職されたのでは、企業側はたまらないですからね。
就職試験を受けてきたら、これからは・・・学生やその家族ですら気がついていない心の病気すらも企業に見抜かれるようになってくるかもしれないですよ!