
これから先の時代は共働きの世帯数が急増していくのは間違いないことでしょう。なぜなら、日本の国自体が女性活用や社会への進出を推進しているからなんですね。
そこで注目されているのが家事代行サービスの市場です。家事代行サービスの市場規模は2012年くらいまでで約300億円程度でしたが、今後は6倍から7倍の1800億円ほどまで拡大するという予想がされています。
これまでは小規模なサービス業者が地域で行う程度だったのが・・・最近では、ダスキンやニチイやグッドライフといった大企業が全国規模で家事代行サービスを展開するようになったことが市場規模の急拡大を引き起こしているようです。また、大手が参入したことによって料金設定が明瞭になったことも消費者の心を捉えた要因になっているのではないでしょうか?
今後は、家事代行サービスの評判や口コミ、料金を比較するサイトが登場してくるものと思われます。そうなるとより一層、消費者のメリットが増して市場が拡大することになりますね。
主婦や女性だけではない!意外な利用者が見込める家事代行サービス
一般的には、家事代行サービスを依頼するのは28歳~45歳くらいまでの主婦や女性だと思われています。また、必要性が高い事と比較的に料金が高いこともあって・・・共働き世帯での利用が多い傾向も当然の結果ですよね。
しかしここに来て、家事代行サービスの意外な利用者が現れてきているのです。それは、単身世帯や高齢者世帯なんですね。
単身者が家事代行サービスを頼むのは面倒くさいというだけではなくて、プロの技でスッキリとさせてもらいたいという需要があるからだと思います。あまりにも汚いままだと掃除などのモチベーションも上がりませんのでリセットする感覚で頼むわけですね。
また、高齢者やシニア世帯は自分でできなくなるからプロに頼むという方が多いと思うのですが、体が衰えたり痴呆の症状が出ている親を気遣った子供達が家事代行サービスを依頼しているという姿もあるのです。
街の電気屋さんなどでも高齢者世帯へのサービスを強化しているお店は成長しているのと似ていますよね、電球1つでも交換に伺うことによって繋がりを強めていけるのが大きなメリットと言えるでしょう。そういう意味では、家事代行サービスでも街の電気屋さんでも高齢者とコミュニケーションを取れる人材を育てていく必要があるかもしれませんね。
家事代行サービスを利用する心理的ハードルが低下してる!
家事代行サービスの料金はサービス内容によっても違いが出ますが・・・1時間で3000円を超える程度の料金となっています。楽ができるのは嬉しいけれども、こんなに高い料金を払ってまで家事を代行してもらうというのは気が引けるものですよね。
また、いくらプロの業者とはいっても知らない人を家の中に入れてアッチコッチを見られるということに抵抗感を持っている人もまだまだいらっしゃいます。盗難などのトラブルの心配もゼロにはならないですからね。
しかし、家事代行サービス企業の方も初回利用の抵抗が高いことは熟知していて・・・割安なお試しプランを用意したり、子供世帯などに購入してもらうギフト券を販売したりして心理的ハードルを下げる工夫をしています。
逆に言えば、一度でも家事代行サービスを使ってしまえばその後は抵抗感が低くなりますのでリピーターになってもらいやすいという一面はありますね。
・家事代行サービスを利用しない理由
- 価格が高い・・・57%
- 現状のままで良い、プロに頼む必要性がない・・・48%
- 他人が我が家に入ることが嫌・・・45%
- 他人に家事をさせることに抵抗を感じる・・・35%
- 防犯的な意味で業者を信用することができない・・・27%
家事代行サービスの意外なメリット
やはり我が家の家事を代行サービスに依頼するというのは、どうしても心理的にハードルが高いのが現状ですよね。
ところが家事代行サービスというのは・・・1回目さえ使ってしまえばその後の心理的ハードルはほとんど無くなってしまうものなのです。むしろメリットが多いことに気がついてリピートする人が多いわけですね。
ところで、リピート客の特徴で面白い傾向があって・・・
リピーターの中でも、主婦の旦那さんの評判が圧倒的に良いというのです。家事代行サービスを利用して楽できるのは奥様なのですが、どうして旦那さんからの評判が良くなると思いますか?
その理由は・・・「家事代行サービスを頼むと妻の機嫌が良くなるから!」ですって!これは家事代行サービスの隠されたメリットと言えますよね!
奥様のご機嫌を取りたい旦那様は、クリスマスや誕生日や結婚記念日の贈り物として家事代行サービスのギフト券などを購入してみてはどうでしょうか!