
新たに住宅エコポイントが始まりそうですね!これが決まれば3度目の住宅エコポイントとなると思うのですが・・・バラマキ制度の復活だと説明しているサイトも多いようです。
確かにバラマキだと思えなくもないような内容でした、以前の住宅エコポイントは。しかしリーマン・ショックによる不景気への対応という意味ではバラマキでも意味のある制度だったと思います。
しかし文句を言いたいところは山のようにあったのが事実なわけでして・・・エコポイントというからには、本物のエコ住宅にだけ補助金を出して頂きたかったと思っています。
しょぼい断熱仕様の家でもエコポイントを出していましたので、これでは意味がないわけです。サッシにしてもゴミみたいな性能のアルミ樹脂複合サッシまでもが対象となっていたのには怒りを覚えたものですね。今回の住宅エコポイント復活においては樹脂サッシのみを対象としていただきたいものです。
複層ガラスにしても、最低でもガラスとガラスの隙間は16ミリ厚は欲しいところなのですが・・・以前は複合ガラスというだけでオッケーだったのです。また、アルゴンガス封入も義務化してもらいたと思っています。
さらに、断熱材にも細かな指定が必要になるようにしてもらいたいですね。
グラスウールだのロックウールだのを使いたい場合は密度を指定すべきです。8Kや16Kの低密度グラスウールは住宅エコポイントの対象外とすべきでしょう。(本当はグラスウールだけの断熱はしない方が良いと思っている。)
本音で言えば、外張り断熱と充填断熱のW断熱のみを対象としてもらいたいところですが・・・外張り断熱材の種類と厚みを指定したならば外張り断熱のみでもオッケーを出しても良いかもしれません。
充填断熱の場合でも、アイシネンの吹付けなどであれば対象としても大丈夫でしょう。
住宅エコポイントの復活に際してバラマキ制度と言われないためには、消費エネルギーが少ない住宅を増やしていくために必要な事を盛り込む必要があると思うのです。
そのためにも、新築でもリフォームでも圧倒的な高断熱の住宅のみにエコポイントを支給すべきなんですね。
そうそう、高断熱には玄関ドアの断熱も大切になってくるのはご存知ですか。高断熱仕様の玄関ドアって物凄く分厚いのです。これも住宅エコポイントの必要条件に指定していただきたいですね。
そして、家の中の寒暖差による脳卒中などを防ぐためにも全館冷暖房も必須とすべきでしょう。室内の結露が無くなるというメリットも大きいですし。
どちらにしても、Q値とC値を高いレベルで満たす住宅のみにエコポイントを与えるようにしたならば・・・バラマキとは言われないですし、歴史に残る制度となるのは間違いありません。