
加湿器や加湿空気清浄機は、冬場のインフルエンザ対策や乾燥を防ぐ意味で重要な意味を持ってきますよね。
最近のハウスメーカーが建てる最新の高気密高断熱住宅は、気密性が高くて24時間換気が義務付けられていることもあって室内が凄く乾燥してしまうので、加湿器の必要性がどうしても高くなってしまうのです。
しかし、現在の加湿器や加湿空気清浄機には色々な方式があって選び方が難しくなっていて、どれを購入してよいか分からないという人が多いです。
また、価格も安いものから高級品まで多種多様に出揃ってきたこともあって、ますます混乱を招いてしまうようにもなってきています。そこで今回は加湿器の方式によるメリット&デメリットと選び方を書いていきたいと思います。
ちなみに・・・今回は加湿機能のみの「加湿器」の選び方と人気でおすすめの機種をランキング形式でご紹介いたします。加湿空気清浄機は次回の記事で紹介しますね!
加湿器の選び方
冬の乾燥から肌や喉を守ってくれる加湿器や加湿空気清浄機は現代の室内環境を改善するためには必須の機器となっています。しかし、加湿方法にも様々なタイプがあって最適な製品を選ぶのは大変に難しい作業となります。
加湿器の選び方のコツやポイントとしては・・・各方式の特徴とメリット&デメリットをキチンと把握することですね。短時間で一気に加湿したい場合と、長時間続けて加湿させたい場合とでは選択すべき加湿器や方式は違うものとなるのです。
加湿方式の違い、ポイント
スチームファン式
スチームファン式加湿器の特徴は、電気ヒーターで水を加熱して水蒸気を出す方式で構造がとても単純な事が挙げられます。また、加湿力も加湿量も高くて水をヒーターで沸騰させるので衛生的であるというメリットを持っています。しかし、水を沸騰させ続けるほどの電力が必要となりますので電気代が高くなり、吹き出し口が高温になってヤケドの危険性が高くなるというデメリットがあるのです。
おすすめなのは子供がいない共働き夫婦世帯で、短時間での使用ならば電気代が低くなりますし短時間で加湿できる能力を持ってるので人気なのです。ただし、水道水に含まれるミネラル分が水垢となって残る点は注意しておきましょう。
気化式
気化式加湿器の特徴は、水を吸わせたフィルターに送風することによって蒸発させるために電気代が安く済む点にあります。スチームファン式のような電気ヒーターを使わないからですね。ただし、ファンを強めに回す必要がありますので少しうるさいのが欠点でしょうか。スチームファン式のように室温が上がらないですし吹き出し口も熱くならないというメリットはありますが、短時間での加湿には向いていません。また、加湿フィルターにカビが生えやすいというデメリットを持っています。
おすすめなのは、子供がいる家庭ですね。電気代が安いですし熱くなってヤケドする部分が無いですから。
超音波式
超音波式の特徴は、水に超音波振動を与えることで霧を作るために消費電力が少なくする点にあります。しかし、カビや雑菌への対応をした商品を選ばないと不潔な霧を吹き出すことになってしまいます。短時間で加湿する能力が高くて電気代が安いのがメリットですが、デザイン性が高い商品が多いことも人気の秘密でしょうか。シンプルな構造の商品が多い反面、信頼性の低いものも流通しているので注意が必要です。
ハイブリッド式(超音波+スチーム)
超音波式とスチーム式の特徴をあわせもった加湿器です。素早く加湿する能力が高いうえに消費電力もスチームファン式と比較すると低くなるのです。しかも、ヒーターで加熱できることから単純な超音波式加湿器と比べると除菌効果も期待できますね。ただし、超音波式よりも電気代が高くなりがちな欠点を持っていますし、水の中のカルキ成分で壁が白くなりやすいというデメリットも存在しています。
超音波式の欠点が気になる人はハイブリッド方式の加湿器を選べば良いでしょう!
加湿器人気おすすめランキング!【2014~2015】
魅力的なデザインの商品が多くなってきている加湿器ですが、2014年の人気でおすすめの加湿器のランキングをご紹介いたしますね!
今回、ご紹介する加湿器は・・・「エクレア カドー加湿器HM-C400」「バルミューダRain」「パナソニックFE-KXJ107」「三菱SHE60KD」の4機種です。
加湿スピードランキング
- 1位 エクレア カドー加湿器HM-C400 (超音波式だけあって加湿スピードはナンバーワン!)
- 2位 バルミューダRain (気化式ですがスイッチを入れてから直ぐに加湿開始します。)
- 3位 パナソニックFE-KXJ107 (気化式ですが割りと加湿スピードは早いですね。)
- 4位 三菱SHE60KD (スチームファン式ですが水の加熱に時間が必要なようです。)
給水のし易さとメンテナンス性ランキング
- 1位 バルミューダRain (水を注ぐだけで簡単ですしフィルター清掃も簡単!)
- 2位 パナソニックFE-KXJ107 (取って付きの角型タンクは給水口も大きくて中が洗いやすい)
- 3位 三菱SHE60KD (タンクの高さが低いので給水しやすく洗いやすい)
- 4位 エクレア カドー加湿器HM-C400 (水のタンクが細長いので奥の手入れが難しい)
水の除菌方法ランキング
- パナソニックFE-KXJ107 (加湿フィルターの下に防カビ剤入りイオン除菌ユニットが搭載されている)
- エクレア カドー加湿器HM-C400 (ゼオライトカートリッジで水を除菌する)
- バルミューダRain (酵素プレフィルターによって水の劣化を抑え空気も清浄する)
- 三菱SHE60KD (水のミネラル分を取り除く布がヒーター周りにある)
加湿器の選び方の注意点
最初の方でも書きましたが・・・最近のハウスメーカーや工務店が建てる高気密高断熱住宅は必ず乾燥してしまうものなのです。その乾燥の度合いも・・・普通の人であれば不快に感じる程度になってしまいますので現代住宅では加湿器は必需品なのですね。
しかし注意点もあって・・・加湿器は不潔な水を使用しているとカビや雑菌を室内に撒き散らしてしまう結果になります。
それを防ぐためにも水タンクや水トレー及び加湿フィルターをキチンと清掃しなければならないのですが・・・面倒に感じるうえにメンテナンス性に劣る製品が多いことも事実です。
家族の健康を守るためにも、頻繁な清掃を行いましょうね!そして、加湿器を選ぶ時は簡単に清掃できる構造かどうかを確認して購入するようにしましょう!