
嵐を追う写真家“ストームチェイサー”「青木豊」が情熱大陸で取り上げられていました。
嵐や雷の写真や動画を撮影する専門家の事をストームチェイサーと言うらしいですが、元々はアメリカで竜巻を追いかけている人々の事を意味しているようです。
しかし日本でも1人だけストームチェイサーを名乗る人物が登場していて、それが写真家「青木豊」という人なんだそうです。
ストームチェイサー「青木豊」の撮影機材は、オリンパスとパナソニックのミラーレス一眼(恐らくマイクロフォーサーズシステム)のようでした。
印象としては・・・素人が使うような機材だなーって感じですね。(十分に綺麗な写真や映像は得られる機材ではあります。)
そして嵐を追いかけるための車は、ちょっと古めの軽四。
情熱大陸を見ることによって、日本唯一のストームチェイサーの生活の様子が良く分かったのが嬉しかったですね。
私としては以前から疑問に感じていたことがあったわけですね。
写真家としてでさえ家族を養っていくことは至難の業なのに、嵐や雷に限定したストームチェイサーでどうやって家族を養っていっているのかを知りたかったのです。
つまり、ストームチェイサーの年収が気になっていたのですね。
それが情熱大陸を見ることによって謎が解けたわけです。
青木豊さんの生活を番組を通して見ていると、46歳独身で格安のアパートに住んでいらっしゃる様子。
パチンコ屋などの清掃のアルバイトで月に7万円程度の収入を得ていて、その収入が生命線になっているとの説明でした。
青木豊さんは情熱大陸の番組の中で、「好きな事をして暮らしていけるのは贅沢な事」というニュアンスのこと言っていましたが・・・
私のイメージとは大きく掛け離れたものでしたので少しビックリしたのです。
ストームチェイサーの収入で4人ほどの家族がマイホームを建てて十分に暮らして行ける状態の事を・・・「好きな事で飯が食える」と言うのだと思っていたからですね。
最近では巨大な竜巻に立ち向かうストームチェイサーを主人公にした映画「イン・トゥ・ザ・ストーム」が公開されましたので、ストームチェイサーには注目はしていたのです。
映画の中では一攫千金を狙っているハンターみたいな感じで描かれていましたけども、収入という意味では実際のストームチェイサーとは大きな隔たりがあるようでしたね。
現実では、撮影した写真は数千円から数万円程度にしかならないようです。これではストームチェイサーとして家族を養うのは難しそうですね。
ただしアメリカでは、レーダーを積んだ車で得た情報を災害センターのようなところに売ったり、撮影した動画を車内のパソコンで編集して激速で放送局に売ったりして稼いでいるようです。(画像出典 イントゥザストーム)