
地震が発生したり防災の日になると、テレビなどで防災の方法や関連グッズを紹介する番組が増えますよね?
それに影響を受けて大量の保存食や水を買い込んだり、懐中電灯やヘルメットが入った防災袋を買い求めたりする人も多いと思います。
しかし、保存食や防災グッズを買っただけで使わないどころか、どこに仕舞ったのか忘れてしまっている人がほとんどだと思います。
地震で考えなくてはならないことは、食料の心配などよりも、部屋の中で怪我をせずに居られる事や無事に脱出できることの方が重要であるということです。
トイレや食料の心配などは、当面の揺れが収まって安全を確保できてから考えれば良いだけなのです。
とりあえずは、地震の揺れが収まるまで無事にいるということが大切なのです。
地震中も避難の時も、「物」が危険を引き起こす
この写真の部屋は綺麗に片付いているように見えますが、防災的に見てみると・・・危険な部屋ですよね。
・落ちたり倒れたりするもので命を落とす
よくあるのが、寝ている時にタンスが倒れてきて命を落とすという例ですよね。
私が聞いたことがあるのでは、神棚に乗せておいた金属の飾り物が落ちてきて頭に当って怪我をした人がいるのだそうです。
物がなければ不便なだけですけども、震災時には部屋に溢れる物で命を落としたり怪我をしたりする可能性が出てくるものなのです。
・散乱する「物」で避難できなくなる
普段から物が散乱している部屋の場合は、それだけでも足の踏み場もない状態になっている事が多いですよね。
それが、地震の時になると物がさらに散らかってしまうので避難の時に足を怪我したりすることになるのです。
また、室内では靴を履いていないので・・・コップなどのガラス製品が割れたりすると危険極まりない状態になることは簡単に想像できますよね。
・物が多いと防災グッズの場所がわからなくなる
普段から散らかしている方は、どこに何が片付けてあるのかすらわからない状態なのではないでしょうか?
まして、普段から使わないような防災グッズなどはどこに置いたのか覚えてもいないことでしょう。
これも地震の時はさらに散らかることになるので、避難する時に防災グッズを探しまわることになってしまいますよね。
仮に散らかっていたとしても防災グッズがまとめてあるのならまだしも・・・懐中電灯やラジオや電池などをそれぞれ集めるとなると大変な作業となるでしょう。
まして子供がいる家庭であれば、もっとスムーズに避難したいと思うものではないでしょうか?
断捨離は、気分も良くなるが防災にも効く!
ここでオススメしたいのが、普段から部屋を断捨離して綺麗に片付けておくことです。
最近では断捨離関連の本は多くでていますので、「断捨離」という言葉を知らない人は少ないのではないでしょうか?
例えば、こんな本ですね。
断捨離を行うことによって部屋が綺麗になるだけではなくて、心や体にも良い変化をもたらしてくれるようになります。
しかし、震災の時には命や怪我を防いでくれる効果もあるのです!
床に物を置いておかなければ、素足でも簡単に避難できることでしょう。
高い所に物を置いておかなければ、頭を怪我する可能性も低くなることでしょう。
収納場所をキッチリと決めておけば、防災グッズがどこにあるのかわからないという事もなくなります。
断捨離のルールで部屋や台所を片付けておけば、震災時にパニック状態に陥ったとしても短時間で避難できるようになるのです。
防災についてのまとめ
どんなに準備しておいても、どんな危険があるかわからないのが地震などの震災ですよね。
しかし、少しでも助かる可能性を上げることはできるのです。
その方法の1つが「断捨離」なのです。
素敵なマイホームを手に入れても散らかしている人は多いと思います。
しかし、自分を守るためや子供を地震から守るためであれば片づける意欲も沸いてくるのではないでしょうか?
様々な防災グッズを買い漁るよりも、まず最初に家の中を断捨離してみるべきだと思いますよ!
断捨離をしてみると、物が少ないので部屋が広く感じますし掃除も簡単になります。
また、人からも見ても良い印象を持ってもらえるので一石三鳥よりも良いことが多いのです。
それで防災にも役立つのですから、ぜひ実践してもらいたいものですね。