
ほとんどの方はマイホームを建てるのは初めてになると思うのですが、広さや予算などで「どのくらいが普通なのか?」「皆はどうしているの?」と感じたことはありませんか?
マイホームは自分の求めている事を予算内で実現するものだと思うのですが、それでも家づくりの平均やスタンダードというものが気になりますよね。そうであるならば、今までに家を建てた人たちがどのようにしているのかを参考にしてみてはどうでしょうか?
今回は特に、マイホームにおいて住み心地がまるで変わってしまう「間取り」に関する世間の平均をご紹介してみたいと思います。ぜひ参考にしてみて下さい!
マイホームの間取り 皆のスタンダードは?
満足する間取りや家の構成なんて、建てる広さや部屋数によっても大きく違ってきますし・・・一緒に暮らす人数によっても変わってくるものです。しかし、世間での平均や相場というものを知っておいて損はないでしょう。自分の欲しい家が世間の相場と掛け離れているのかどうかを確認してみてはどうでしょうか?
マイホームで重要視すること
家を建てる時に大切なのは何に重点を置いたマイホームにするのかという事ですが、あなたはどんな事にコダワリを持ったマイホームにしたいですか?
ちなみに、一般的に皆さんが重要視するのは「耐震性」となっています。構造で決まるのが耐震性ですので、後から簡単に変更したり追加したりできないことが大きな理由となっています。ただし、ここ数年だけで言えば東日本大震災の影響が大きいと言えるのではないでしょうか?
次が、間取りや室内空間の良さになってきますね。間取りにも流行りというものがあって施主の好みも年々変化していますので、できるだけ最新の間取りを選択しておくと年数が経った時に見劣りしにくい感じになると思います。さらに、LDKを広々とした感じにしたり吹き抜けにして大空間を実現したりするのは新築の時にしかできないことですからね。
そして最後は、私が一番大切にしたい住宅性能である「気密性」と「断熱性」を重視することです。全館冷暖房で住み心地が圧倒的に良くなるのでぜひ実現させていただきたい内容ですが、世間的には光熱費の削減を目的として高断熱を選択する人が多いようです。気密と断熱を強化することで家が長持ちするという効果があることもお知らせしておきますね!
延べ床面積はどのくらい?
マイホームを建てる時の延べ床面積の平均は46坪となっていますが、これは地域によっても大きく違ってくるものと思われます。田舎にいけば延べ床面積が50坪とか80坪なんて家がゴロゴロしていますが、都会でこの面積だと大豪邸になってしまいますからね。
一般的には、約半数の人は30坪から40坪の範囲内でマイホームを建てています。30坪未満になると全体の13%程度、50坪から60坪で全体の20%ほどになります。驚きなのが、60坪以上の家を建てる人が全体の15%以上もいらっしゃるという現実ですね・・・二世帯住宅だと思うのですけどね。
何LDKの間取りにしたの?
新築時に一番悩むのが間取りプランですが、全体の約45%の人が4LDKもしくは4DKを選択しています。リビング・キッチン・ダイニングに加えて個室が3つと和室が1つという感じでしょうね。
3LDKや3DKを選択する人は全体の約23%ですが、このような場合でも将来は間仕切りをして4LDKにする予定という人が多いのです。そして5LDK以上を建てる人は全体の30%ほどいますが、これはやはり2世帯住宅だと思われますねー。
親の家との距離は?
親の家とは、つまり実家というわけですが・・・妻と夫のどちらの実家とはわけないで考えてみますね。
全体の約37%の人が、普段から親の実家と行き来できる距離にマイホームを建てていらっしゃいます。そして約27%の人が週末ならば行き来できるような距離にしているようです。残りは、簡単に帰ることができない距離ということですが・・・子供の面倒を親に見てもらったり、何か合った時に気軽に行き来できる距離を望む人が多いという印象です。
両親が近いとお互いに安心という気持ちがある反面、親が子供世帯を訪ねる時は事前に連絡してからにするというように気を使う一面もあるようですよ。
流行りのスマートハウスにしましたか?
ハウスメーカーの広告でもスマートハウスに関するものが多くなってきていますが、実際にスマートハウスを選択している人は何割ほどいらっしゃるのでしょうか?
スマートハウスにしたことによって毎月の売電収入を見るのが楽しみだという人もいますし、スマートハウスを選択しなかったが後になって太陽光パネルを屋根に載せたという人もいますね。
実際は・・・スマートハウスにする人はたったの14%ほどしかいないのだそうです。そして67%ほどの人はスマートハウスを検討することすらしなかったというのですから、まだ流行りという段階ではないと言えるでしょう。
キッチンはどんな形?
奥様が一番悩むのがキッチンだと思いますが、皆さんはどのようなキッチンにしているのでしょうか?小さな子供がいる世帯では、家事をしながら子供の様子を見ることができる対面式が人気のようですが、散らかしていても見えにくい対面カウンターを選ぶというのも多いようです。
- 全体の約45%の人が対面カウンター付きのキッチンを選んでいます。
- 全体の約16%の人が対面ペニシュランタイプにしています。子供がキッチン内に入らないようにでしょうか?
- 全体の約25%の人が対面アイランド型キッチンにしています。開放的な感じを重要視していると思われます。
2世帯住宅はオススメ?
最後に・・・親が近くに住んでいる場合に悩むのが2世帯住宅ではないでしょうか?自分達の家の新築だけならばまだしも、実家が老朽化していてリフォームが必要な場合はことさらに2世帯住宅が魅力的に見えてくるのではないでしょうか?
2世帯住宅のメリットで一番大きいのが、生活費が安くなることだと思います。光熱費はもちろんのこと、新聞代やインターネットの回線代金なども1つで済みますからね。建て替える際の資金面などでも助かる場合が多いのも2世帯住宅を選ぶ理由ではないでしょうか?
さらに、子供を育てるうえで親に見ていてもらえるのもメリットですよね。2世帯住宅で子供の面倒を見てもらえれば共働きをしていても安心できますから。
最終的には、親の介護が必要になった場合でも同居している方が楽だという意見もあるようです。こればっかりは体験してみないとわからないのでしょうけどね。
大切なことに予算を掛ける
人生で一度のことだからアッチにもコッチにもお金を掛けるということになりがちなのがマイホームの新築ですが、大切なのは予算を掛けるうえでのメリハリではないでしょうか?
自分が望むところにドカッと予算を掛けて建てると満足できる家になると思うのです。それとは逆に、自分の意見がなくて何でもかんでも平均点を取るような家にしてしまうと・・・後で後悔する可能性が高いマイホームになってしまうと思います。
とにかく自分がどのような家が欲しいのかを再確認してから建てるのが一番ですよ!