
今回は、マイホームの新築時には興味深い「住宅エコポイント」について調べてみたいと思います。もし復活したならば駆け込み需要が発生するものと思われますが、2015年版はどのような内容となるのでしょうか?
そもそも住宅エコポイントとは平成21年から23年くらいの期間において、エコ住宅の新築やリフォームを促進させるために様々な商品と交換できる「エコポイント」を発行していたのですが・・・2014年も終わりというこの時期に住宅エコポイントが復活するかもしれないという噂が出てきたのです。
消費税増税による大幅な景気の下振れが原因だと思いますが、これからマイホームを新築しようとしている方にとっては住宅エコポイントの復活がいつになるのかは重要なポイントとなるのではないでしょうか?
同じ建てるのであれば・・・もらえないよりは、少しであっても住宅エコポイントをもらって得したいですものね!
住宅エコポイントの復活および再開
復活しそうな住宅エコポイントは、マイホームの新築やリフォームをする人が省エネ基準を満たしていれば様々な商品と交換できるポイントを付与する制度となります。国土交通省の案では、1ポイントが1円相当でMAXで30万ポイントを付与する予定となっているようです。
ちなみに、住宅エコポイントが復活する際の正式名称は「エコ住宅支援制度」が予定されています。ただし期間は1年ほどだということですから、既にマイホームやリフォームの検討に入っている人はなんとか対象になりそうですが・・・エコ住宅支援制度が発表されてから検討に入る人は手遅れになる可能性が高いと思います。
たった30万円相当のポイントのために長期住宅ローンを組んでマイホームの購入を決意する人は少ないと思いますが、もらえないよりはマシだと考える人が多いはずです。その分でキッチンやバス・トイレなどのグレードをアップさせる人なども出てくると思いますので経済効果はある程度は効いてくるものと思われます。
住宅エコポイント制度の再開を期待している意外な人
これから住宅を建てる人はハウスメーカーの人が住宅エコポイントの復活や再開に期待を寄せているのは理解できますが・・・意外な人達もエコ住宅支援制度に大きな期待を寄せているようなのです。
その意外な人というのは・・・株式トレーダーの事なんですねー。2014年度の補正予算案に盛り込まれる予定の金額が1000億円程度ですので住宅関連業界にとっては追い風になるのは間違いありません。住宅エコポイントの復活がいつになるのかというタイミングによって、積水ハウス(1928)などの株価が跳ね上がることが簡単に予想できるわけですねー。
また、住宅エコポイントの復活によって恩恵を受ける企業はハウスメーカーだけとは限らないのです。フローリングの建材などでシェアトップの永大産業(7822)なども注目だと思いますよ。
復活される「エコ住宅支援制度」でポイントを稼ぐのも悪くはないですが、それを見越したトレードでマイホーム資金を稼ぐのも1つの方法ではあります。
住宅エコポイントの復活のタイミングはいつなのか?
マイホームを建てるにしても、株でマイホーム資金を稼ぐにしても・・・重要なのは住宅エコポイントの復活がどのタイミングになるのかということですよね?
復活タイミングの参考にすべき第一回目の住宅エコポイントの開始時期は、私の記憶では2010年の3月初め頃だったような気がします。このことから、復活する「エコ住宅支援制度」が始まるのは2015年の3月が予想されるタイミングと言えるでしょう。
しかし、エコ住宅支援制度によって住宅を建てる人は恩恵を受けることになるとは思いますが・・・政府が望むような景気の下支えにはならないようにも思えます。なぜならば、マイホームを購入する年齢層が結婚をしない傾向が強い上に非正規雇用者の割合が多くなっているからなんですね。
非正規雇用者、所謂、派遣さんは住宅ローンを組むことができないのです。また、頭金を貯めるほどに収入の余裕もないわけですね。
マイホームを購入できる人のほとんどは消費税が10%に上がる前に購入してしまっていますので・・・仮に住宅エコポイントが復活したとしても、今回はそれほど多くの人がこぞって住宅を建てることにはつながらないと思うわけです。
しかし、断熱リフォームを考えている人には良いキッカケとなるのではないでしょうか!もしかしたら私も、住宅エコポイントが復活したならば・・・YKKのプラマードなどの断熱2重内付樹脂サッシなどで断熱強化するかもしれないです!期待ですね!