
マイホームの屋根を利用しようとすると太陽光発電を思いつくものですが・・・屋上を庭にするという方法もあるのです。
屋上庭園の評判を調べてみると・・・価格が高い土地を買わなくても庭を屋上に創ることができて効率が良いというものが多いわけですね。
しかしこの内容の評判というのは、ほとんどがハウスメーカーなどの業者側が言っているものであることがほとんどなのです。
実際に使っている方の評判や口コミを見たり聞いたりしてみると・・・意外にも屋上庭園の評判が良くないことがわかります。
それではどうして屋上庭園の評判や口コミは悪いものになってしまうのでしょうか?
屋上庭園の実際の評判
屋上庭園の実際の評判を調べると・・・・それほど良い評判がない事に気が付きます。
屋上庭園には多くのメリットがあるのですが、ハウスメーカーが宣伝していないようなデメリットや欠点も多く存在しているのが原因でしょうか?
屋上庭園の最大のメリットは小さな土地を有効に使えるという点に集約されるのですけども・・・建ててしまえば支払った金額などよりも、実際に使う時には使い勝手の良し悪しの方が大切になってしまうのですね。
そう考えるとタマホームの「グリーンエコの家」で宣伝されていたような、「緑とたわむれ、空と暮らす」なんていう言葉は現実を表していないことが良くわかります。
つまり、屋上庭園には夢や心地よさだけが詰め込まれているわけではないということになりますね。
屋上庭園の欠点やデメリット
一般的に考えると屋上庭園欠点やデメリットとしては・・・価格が高いということが考えられます。坪単価で言えば平均で6万円から9万円ほどのアップになるのですから決して安いものではないのですね。
ただ単に、広い土地を購入するのと比較すると安くつくというだけのことなのです。
また屋上庭園ではバーベキューをしたりパラソルを建てて寝そべったりという事をイメージすると思いますが、そんな事に使うのは1年で数回という方がほとんどなのです、つまり、高いお金を出して作った割には使わないというのが現実のようです。
これは考えてみれば当然で、真夏は直射日光が熱すぎて屋上へなんか行かないですし、真冬は寒すぎて屋上へなんか出ていかないということになるからなんですね。
それでは、春や秋なら屋上庭園に上がるかと言うと・・・春や秋は気候が良いですから外へ出掛けていきたくなってしまうというわけです。つまり、1年中使うというのが幻想なのです。
また、屋上で菜園や庭をやるとなると土を屋上へ運ばなければならないわけですが・・・業者に頼めば高い金額を請求されることになりますし、自分で運ぶとなると重たい土を実質的には3階まで運ばなくてはならないのですから大変な思いをしなければなりません。
そして屋上庭園最大の欠点は・・・・
雨漏りや防水に関することなんですね。掃除したり点検したりのメンテナンスは必須ですので手間が掛かってしまうのです。
数年毎に行う防水工事などの場合でも、プランターなどは全て移動させなければならないのですから・・・考えるまでもなく重労働になるのですね。
また、ガーデン用の椅子やテーブルを置いておくにしても安物の軽いものでは風で倒れたり飛ばされたりもしてしまうという欠点があるのはご存知ですか?
バーベキューコンロなども置きっぱなしにしておくわけにもいかないですが、屋上に収納小屋を創るわけには行かないのでどこかに置いておかなければならないのです。
屋上庭園の使い方
屋上を庭にしようと考えると、多くの欠点やデメリットがあることはわかっていただけたと思います。
しかし・・・天体観測や星を見ることが好きな方にとってはメリットがあると思います。
つまり、屋上庭園にしようとするから大変なのです。水も土も必要のない天体観測などの趣味であれば問題はないわけですね。
さらに、天体観測は夜に行うものですので直射日光による熱さも関係なくなるわけです。
これ以外では・・・よっぽどの良い景色が展望できる場所に家が建っている場合なども屋上は有意義に使えることになるのではないでしょうか?
海や富士山などが屋上から見えるというのは大きなメリットとなりますからね。
まとめ
結果としては、屋上庭園は評判があまりよくない使い方であるということになります。
アニメの天空の城ラピュタのセリフにもありましたよね?
「土と共に生きよう」。
土を使う庭や畑をやりたいならば、地面でやるのが一番ということになると思います。
そして、屋上庭園じゃない使い方をするのであれば・・・天体観測などで使っている方には評判が良いのが屋上ということになりますね!