
中古マンションの価格を調べている人でも、100万円台や200万円台の物件があったらどうしているでしょうか?ほとんどの人がボロ物件だと思ってスルーしていることだと思います。
しかし、関東圏で40平米(24畳、約12坪)で100・200・300・400万円台の中古マンションを検索してみると・・・200件以上もヒットするのですが、中にはボロボロではない普通の部屋があるのはご存知だったでしょうか?
例えば、千葉県南西部の2LDK28畳の物件ですが・・・快速を使って60分で東京駅という素晴らしい立地で南向きのバルコニー付きという物件なのに、価格はなんと180万円なのです。5階建ての一番上の階なので展望も日当たりも申し分のない条件に加えてリフォーム済みでこの価格です。
それでは、こんなに良さそうな物件がどうしてこんなに安い価格で売りに出されているのでしょうか?それには理由があって・・・高度成長期時代のマンションだけあってエレベーターがないわけなんです。1階とか2階はまだ人気があるのでこんなに値下がりしないのですが、ほんの少し我慢するだけで格安の部屋が見つかることは分かっていただけたと思います。
このような不人気マンションは日本中に溢れかえっていて、価格の条件が合わなければ値引き販売してくれる売主も珍しくはないのです。仮に、不動産サイトに200万円の価格が提示してある物件だったとしても値引き交渉によって180万円や160万円くらいまで下がることも珍しくはないのです。サイトに書いてあるのはあくまでも売主の希望の価格というわけですね。
都心まで1時間の通勤時間の範囲内に100万円台のマンションがあるという事実は、私的には少し驚きでしたねー。
しかし、総務省の発表によれば空き家率は約14%にも達していて、2040年には40%近くになるという試算も出ていますから・・・これからますます中古マンションの相場は下落基調を強めることも予想されているのです。そうであるならば少し条件の悪い物件が激安価格で叩き売りされるのも分からないわけではないですよね。しかも今だに新築マンションや戸建て住宅は建てられていますので供給過剰の状況が逆転することは考えられないですから・・・。
さらにお得に暮らしていきたいという方がいるとしたら、やはり購入にこだわるよりも賃貸にしておく方が良いとも思いますけどね。いくら激安の公団住宅マンションなどを購入できたとしても、管理費や修繕費などに加えて固定資産税も必要となりますから毎月にすると2万円近い出費となってしまいます。これならば似たような広さと状態の部屋を5万円未満の家賃で借りた方が得というものです。賃貸であれば、古くなれば新しい部屋に移り住めば良いだけですからね。
従来であれば、結婚をして子供ができたら「家」を購入する事は当たり前のことでした。しかし現在では結婚したくてもできない人も多いうえに、欲しくても子供が産まれない夫婦も増えてきています。これで収入が高ければ家を購入しようという意欲もまだ出てくるかもしれないですが、低収入な方であれば住宅を購入する事すらできないという事例も増えてきているのです。
賃貸経営の絶好のチャンスか?
100万円台で中古のマンションが買えるとなると・・・購入するにしても、住むよりも賃貸向けとしての魅力も高くなることに気がついている人がいますでしょうか?
少しマシな200万円の物件を買ってリフォーム後に格安の家賃で貸し出せば・・・不労所得を得るための現実的な選択肢となるので狙いを定めている人もこれからは増えてくると思います。
誰もが見向きもしない時に投資することが成功の秘訣です。空き家が増えることによって手放す人が多くなるこれからが狙い目となるのではないでしょうか?
現在でも、格安の中古住宅をリフォーム後に賃貸として貸し出すだけで利回りが30%になっている物件がゴロゴロしているということです。
格安の初期投資で不動産経営ができる時代になったのかもしれないですね!