
省エネ住宅ポイントがスタートいたしましたが、このチャンスを待っていた人も多いのではないでしょうか?
省エネ住宅ポイントでは、エコ仕様の住宅を新築するとポイントが貰えて金券や特産品などと交換ができるお得な制度なのですが、実はリフォームでもポイントが貰えてしまうのはご存知だったでしょうか?
基本的には省エネを推進するような断熱リフォームをするとポイントの対象となるのですが、それに加えて「バリアフリー化・エコ設備の導入・耐震改修・・」などを行った場合でもポイントが追加されるのです。
そこで気になるのが、どの程度のポイントがゲットできるのかですが・・・リフォームの内容によって得られるポイント数が違いますのでご案内しておきたいと思います。
ちなみに省エネ住宅ポイントの受付けは既に始まっているのですが、平成28年3月31日まで着工に入らなければならないという条件の他にも「905億円の予算がなくなり次第終了」という項目が設定されていますので少しでも早く検討に入ったほうが確実なのは覚えておきましょうね。(画像出典)
(ただし、予算枠を気にして慌てて購入に走るような行為は一番愚かなことだと思いますので・・・終了間近になる頃に検討に入るのはやめておきましょう。)
省エネ住宅ポイント対応リフォーム
省エネ住宅ポイントをもらえるリフォーム対象の工事は3つあります。
- 断熱内窓の追加、新サッシへの交換、窓ガラスの交換
- 外壁、屋根、天井、床の断熱改修工事
- エコキュートや節水型トイレなどのエコ設備の設置(3つ以上を選択)
これらの工事のうち1つ以上行えばポイントの対象となるのですが、これに加えて次のような工事を行うと追加ポイントがもらえることになっています。
- バリアフリー化の工事
- エコ住宅設備機器の設置
- リフォーム瑕疵保険
- 耐震化工事
省エネ住宅ポイント制度でもらえるポイント数は?
省エネ住宅ポイントは、1ポイント=1円という換算で商品券や各地域の特産品と交換できることになっています。
そこで興味が惹かれるのが、どのリフォームでどのくらいのポイントが得られるのかですよね?そこでリフォーム工事毎で違ってくるポイント数を調べてみることにしました。
窓の断熱改修でもらえるポイント
- 断熱内窓の設置(2.8㎡以上で20000ポイント、1.6㎡以上2.8㎡未満で14000ポイント、0.2㎡以上1.6㎡未満で8000ポイント)
- サッシ&窓の交換(2.8㎡以上で20000ポイント、1.6㎡以上2.8㎡未満で14000ポイント、0.2㎡以上1.6㎡未満で8000ポイント)
- 単板ガラスの2重ガラスへの交換(1.4㎡以上で8000ポイント、0.8㎡以上1.4㎡未満で5000ポイント、0.1㎡以上0.8㎡未満で3000ポイント)
外壁や屋根の断熱改修でもらえるポイント
- 外壁の断熱改修(1200000ポイント。ただし小面積の場合は60000ポイント)
- 屋根や天井の断熱改修(36000ポイント。ただし小面積の場合は18000ポイント)
- 床の断熱改修(60000ポイント。ただし小面積の場合は30000ポイント)
ただし、省エネ住宅ポイント制度に登録された断熱材を使用した場合にのみポイントがもらえます。
エコ住宅設備機器の設置でもらえるポイント
- 太陽熱温水器で24000ポイント。ただし太陽光発電パネルは対象外です。
- エコキュートやエコジョーズなどの高校率給湯器で24000ポイント。
- 節湯水洗で3000ポイント。
- 節水型トイレで24000ポイント。ただし水量が6.5リットル以下で洗浄できるタイプに限る。
- 高断熱浴槽で24000ポイント。
その他のリフォームでもらえるポイント
- リフォーム時の検査と保証がセットになった任意の保険制度加入で11000ポイント。
- 耐震化工事で150000ポイント。
- バリアフリー化(手すり設置で6000ポイント、段差の解消で6000ポイント、出入口の幅拡張で30000ポイント)
省エネ住宅ポイントでオススメの工事内容は?
省エネ住宅ポイントのポイントが関係無かったとしても、断熱改修においてオススメなのは・・・やはり窓やサッシの工事だと思います。
一番良いのは2重ガラスの樹脂サッシに交換することですが、その工事費が大変だというのであれば断熱内窓の追加が最適でしょう。部屋が暖かくなることが実感しやすいですし、工事も簡単に終わるのもメリットと言えますしね。
しかし実際に人気なのは、ちょっとした交換工事をするだけでお湯の節約ができる「節湯水洗」なんだそうです。この次に人気なのがお風呂のお湯の温度が下がりにくくなる断熱浴槽ということ。工事は大掛かりなものとなりますが光熱費の削減が大きく見込めることが主婦の心を捉えているようです。
本来であれば家全体の断熱を見直して全館暖房にしていただきたいところですが、実際の工事と費用の大変さを考えるとオススメしにくいところでもありますね。
最近では各部屋毎に断熱強化を行う「部分断熱」という手法も進化してきていますので、ポイントが付かない工事ですが窓の改修工事と同時に行なってみるのも悪くはないと思いますよ!