
ヤマダSXLというハウスメーカーはご存知でしょうか?ヤマダSXLと書いて「やまだエスバイエル」と読みます。
坪単価28万円台から住宅が購入できるオンライン販売「ネットdeすまい」が有名でしょうか?
基本的には住宅展示場もありませんし、営業マンの数も最低限にしていますので・・・低コスト住宅を得意とするハウスメーカーと考えてよいでしょう。
社名のSXL(エスバイエル)というのはスペースのSとライフのLを掛け合わせた住宅を提供するという意味が込められているようですが、家電量販店のヤマダ電機がSXL(エスバイエル)を買収したことから「ヤマダSXL」という名前になりました。
電気屋と手を組んだことから「SXL by YAMADA」の名前で太陽光発電システムやオール電化などに力を入れて販売していますね。東日本大震災の後に話題になったスマートハウスと言えば分かりやすいでしょうか?
そんなヤマダSXL(ヤマダ エスバイエルホーム)ですが、実は倒産や破産の可能性が心配され始めているのは知っていましたか?
実際に倒産や破産をするというわけではなくて、決算発表の結果が悪かったことから評判がガタ落ちになってきていて・・・評価としては最悪のものだったという意味なんですよね。
そこで今回は、ヤマダSXL(ヤマダ エスバイエルホーム)の決算によって株価がどうなったのかや評判や倒産の可能性などを見ていきたいと思います。
ヤマダSXLの株価が急落、評価ガタ落ち?
ヤマダSXL(ヤマダ エスバイエルホーム)ですが、2018年の通期決算を発表したとたんに株価が急落いたしました。
2013年には200円ほどあった株価もその後下落し続け、最安値では62円という屈辱的な株価を記録していました。
しかし2018年4月6日には100円台を回復して106円~111円を付けたところから株価が急落し、現在では68円くらいになっています。
あっという間に40%近く株価が下落したわけですが、その原因となったのが決算発表だったのです。
売上げ的には前記よりも約12%も増えていたのですが、大切な営業利益が9億6000万円の赤字になってしまって連続の損失となっていました。
結果的には当期の純利益は27億5000万円の赤字という結果になってしまったのです。
これではヤマダSXL(ヤマダ エスバイエルホーム)の株価が急落するのも無理のないことですが、それにしても何故ヤマダSXLの決算の評価がここまで落ちてしまったのでしょうか?
評価が悪かった理由を一言で言えば・・・決算内容が皆の期待を裏切ったものだったということになります。
もともとSXLは経営不振だったことからヤマダ電機に買収されたのですが、それから7年もたつのにほとんど黒字を出せてはいないのです。
さらに薄利多売が上手く行かなくなってきているのに、このまま低価格主体で行くのか高級路線に走るのかハッキリと決まらずに迷走している状態が評価を大きく下げてしまった原因と言えるのではないでしょうか?
ヤマダSXL、倒産の可能性は?
ヤマダSXL(ヤマダ エスバイエルホーム)の株価が急落して60円台を付けてしまうとイメージしてしまうのが、倒産や破産の可能性ではないでしょうか?
株価が100円を切ってくると倒産や破産の心配が出てくるものですが、倒産の可能性が高まる50円にグッと近づいてきているのが気になりますよね。
株価が下がったからといって直ぐに倒産するものではないですが、1つの指標となるだけに市場も注目していると思いますね。
さらに少し調べてみると、ハウスメーカーの倒産の危険度をランキングで紹介しているサイトを見つけたのですが・・・
そのサイトの自己資本比率によるランキングでは、ヤマダSXL(ヤマダ エスバイエルホーム)が倒産危険度で1位にランキングされていました。
これでは施主じゃなくても誰だって心配になりますよね。
単純に考えても、これだけ赤字が続いていたら今直ぐに倒産しなかったとしても・・・いつかは破産かって考えてしまうものです。
ヤマダSXLの評判は?
ヤマダSXL(ヤマダ エスバイエルホーム)の評判についてですが、何か大きな特徴が無いのが特徴と言われたりもしているようです。
タマホームのような格安住宅というイメージでもなく、高級ハウスメーカーとは到底呼べない。
かといって奇抜なデザインでもなければ、純和風のデザインが得意というものでもない。
ただしエスバイエル時代からの安い坪単価を引き継いでいるプランがありますので、できるだけ低価格で家を建てたい人やヤマダ電機のブランド力を信じている人には向いているハウスメーカーと言えるのではないでしょうか?
ヤマダ電機の名前のおかげか・・・アフターサービスの質が高いという評判はいくつか見つけることができました。
しかし赤字続きのハウスメーカーという評判や評価が多かった気がしますけどね。
ヤマダSXLの評価と破産まとめ
今回は「ヤマダSXLは倒産か破産の可能性は?株価急落で評判も評価もガタ落ちか!」ということでしたけども・・・
とにかくヤマダSXL(ヤマダ エスバイエルホーム)の評価を語る上で重要になってくるのが株価ですよね。
2016年にも株価が60円台を付けたことがあり、この時にも倒産や破産の可能性が心配されましたが・・・
今回は株価が急落したことから、これまでの赤字続きの体質と合わせて破産の心配をする人が増えてきているようです。
住宅メーカーやハウスメーカーは良い家を建てていれば良いとも言い切れず、やはり将来のアフターサービスなどを期待するからには安定した経営も重要になってくるものなのです。
いくら評判の良い家を建てていようと破産して会社が無くなってしまえばお終いなのです。
今回は決算発表からの株価の急落となりましたが、ホントの問題は経営が混乱している点にあり・・・
復活のキザシが見えてこないことが問題なのではないでしょうか?