
いくつかのハウスメーカーからは格安の商品が登場してきていますが・・・いくらなんでも500万円台というのは目にしたことがありませんでしたよね。
タマホーム「大安心の家5シリーズ」の価格は500万円台からということですので注目している人も多いと思いますが、実際の価格や坪単価はいくらぐらいになるものなのでしょうか?
規格住宅にすることで低価格を実現しているのですが、坪単価に関しては建坪が小さくなればなるほど高くなる傾向が強くなってしまいます。
価格は安いが坪単価は高くなる感じだとは思うのですが、2階建てと平屋とでも違いが出てくるものと思われます。
基本的に価格的には、545万円の「大安心の家5シリーズ」でも実際の販売価格は867万円になることはタマホームも認めているところなのはご存知でしょうか?
500万円台の価格というのは、あくまでも本体価格であって、実際には付帯工事費や諸費用が14%ほど加わりますますからね。(画像出典 タマホーム)
タマホーム「大安心の家5シリーズ」の価格と坪単価
「大安心の家5シリーズ」の実際の価格、値段
タマホームで「大安心の家5シリーズ」の価格を調査するために、実際に見積りを取った例をご紹介いたします。
驚きですが、延床面積が30坪の「大安心の家5シリーズ」の本体価格が820万円の例では、実際の値段はおおよそ1900万円にもなってしまったそうです。ただしこの価格には住宅ローン手数料などの全ての諸費用が含まれているようですので、一般的で現実的な価格としては1300万円から1400万円程度になるものと思われます。
それにしてもどうして、タマホームで820万円の表示の家が最終価格1300万円になってしまうのでしょうか?
その原因となる追加料金として・・・
- 屋外給排水工事費が130万円
- 上下水道引き込み工事費が100万円
- オプション費用が70万円
- 諸費用が170万円
これらを加えると、820万円の価格が約1300万円にもなってしまうのです。
ここで疑問というか不満を感じてしまうのが・・・屋外給排水工事が取られているにもかかわらずに、同じような項目で上下水道引き込み工事費が取られていることです。2重取りなのではないでしょうか?(タマホームによると、敷地内と敷地外との工事費で項目が分かれているようです。)
実際の坪単価は?
タマホームの規格住宅「大安心の家5シリーズ」で、建物本体価格が820万円の場合は実際の支払い金額が約1300万円になることは既に説明させていただきました。
若干、タマホームの広告表示が詐欺的に思えなくもないわけですが法律に違反しているわけではないですので、問題にしたりクレームを付けたりするのも大人げないようにも思えます。
さて、今回の場合、「大安心の家5シリーズ」の実際の坪単価はどのくらいになるのでしょうか?
30坪で本体価格820万円の場合は、坪単価は27万3000円くらいになります。
しかし、実際の最終支払い価格で計算をすると坪単価は、43万3000円ほどにもなってしまうのです。
タマホームの価格と坪単価まとめ
広告に提示されている建物本体価格や坪単価と、実際の支払額や坪単価がこれだけ掛け離れたものになってしまうと消費者としては騙されているように感じてしまう人が多いのではないでしょうか?
このような価格設定や表示方法がタマホームにとって有利なものになっているのだとしても、巡り巡ってお客の信頼を失うことに繋がってしまうようにも思えてなりません。
しかし現実には、タマホームで住宅を購入しようとする人が大勢いるのですから細かいことにこだわる私が異常なのかもしれませんね?
とりあえず、「大安心の家5シリーズ」に限らずタマホームの住宅を検討する場合は、広告に表示されている価格や坪単価だけではなくて・・・実際に、最終的に支払う金額と坪単価で比較検討しないといけないことは分かっていただけたのではないでしょうか?