
2013年はブラック企業という言葉が一斉に使われた年でしたが、大手飲食店や大手衣料メーカーなどは今だにブラック企業扱いを受けています。
私としては、ブラック企業の過重労働については報道されているから知っているのではなくて・・・
知り合いが大手衣料チェーン店に勤めていたことから、ひどい労働の実態を直接に聞いていましたので真実であると確信していました。
報道ではいろいろな意見が飛び交っていますけども、アルバイトであっても過酷な労働環境らしいのですが、従業員は命を掛けるほどの労働状態のようなのです。
その実態を知っているからか・・・就職先となる企業がブラックであるかどうかの評価や評判については、就職活動中の学生が一番気にしているのではないでしょうか?
一生懸命に勉強をして有名企業に就職したとしても、就職先がブラック企業だったのでは目も当てられないことになりますからね。
勤め続けて体を壊しても、途中で無理だと思って退職したとしても・・・どちらも親に申し訳ないという気持ちになるのだそうです。
だからこそ、絶対にブラック企業には就職したくないという風潮になるのでしょうね。
その中には、タマホームはどのハウスメーカーも入っている可能性が高いわけです。
どうしてなのでしょうか?
ハウスメーカーはブラック企業が多い?
よく聞く評判には、「ハウスメーカーにはブラック企業が多い」というものがあります。
当然、就職活動中の学生の間でもこのような評価は固まりつつあるのではないでしょうか?
しかし考えてみれば当然の事なのかもしれませんね。
各ハウスメーカーは厳しい競争を強いられている現状にあるのです。
つまり、戦っているということです。
ちょっと古いハウスメーカー販売戸数ランキングですが、これを見ればわかると思いますが・・・
積水ハウスの下は僅かな差しか無いのが現状なのです。
少しでも油断したら大きく順位が下落してしまうことになってしまうのです。
だからこそ各社は必至に営業活動を行なっているわけですね。
順位が上のハウスメーカーは落ちないように頑張りますし、順位が下のハウスメーカーは少しでも上位を目指して頑張っているのです。
その厳しさの結果が、「ハウスメーカーはブラック企業が多い」という評価に繋がっている一面があると思うのです。
ここ数年はタマホームが大きく販売戸数を伸ばしてきていますが、これは社員が頑張った結果でもあるでしょうし、伸び盛りの頃はやりがいも大きかったのではないでしょうか?
ブラック企業を責めるのは甘え?
しかし、ブラック企業と呼ばれることについては企業の側だけに責任があるのでしょうか?
先ほども述べたように、どのハウスメーカーも販売戸数を多く売ることに血眼になって頑張っているのです。
それが良いか悪いかなんて考えてはいないのです。
現実に、各ハウスメーカで働いている社員がランキングに現れるような地位を築いているのですね。
それを、社会の厳しさも経験したことの無いような学生に「ブラック企業はダメだ」なんて偉そうに言われる筋合いはないと考えている可能性はあるかもしれません。
実際に、大手ハウスメーカー平均年収ランキングを見てみると・・・
販売戸数ランキングの上位に位置する企業は、年収も高いことがわかります。
つまり、ガンガン働くけれども・・・貰う年収も高いという構造になっているのです。
甘えた学生は、「適当な仕事をして低収入で満足していれば良い」とも思えてくるのが現状なのです。
世の中にはいろいろな人がいるのです。
人よりも多く死ぬほど働いてでも良いから、他の人よりも多くの収入が欲しいという人も多いのですね。
実力の世界ですから、営業は。
そんな中に甘ちゃんの学生が入れば・・・自分が就職した企業はブラック企業だったと思ってしまう可能性が高いのでしょうね。
そんな学生は、定時で帰ることができる会社に就職したら良いのです。
幸せな就職先はいっぱいある
・満足できる就職先は多い
しかし、世の中には低収入の仕事とブラック企業の2つしかないわけではありません。
じっくりと探してみれば、普通の労働環境でも十分な収入も望めて・・・やりがいのある職場もいっぱいあるのです。
死ぬほどの長時間労働でなくても、安定しつつ給料も良いという会社。
結婚して、幸せに子供を育てることができる会社。
会社が成長するにつれて、自分の成長も期待できる会社。
このような会社というのは、かなり多くあるわけなんですね。
ところが、このような幸せな職場を現在の学生は見つけることはできないようなのです。
現代の学生が良い職場を見つけることができない理由
・知名度の高い企業しか見ていない
最近の学生の就職活動の特徴を見ていますと、とにかく有名な大企業を希望する学生が多いということに気が付きます。
いくつも面接を受けているという学生でも、その全部が大手有名企業という子も多いのです。
ブランド志向が強いとでも言うのでしょうか?
とにかく、一昔前の「大企業に努めれば幸せになれる」という現像にしがみついているような感じなのです。
有名企業というのは、就職する段階でも厳しい競争になるものですが・・・
優秀な学生が集まってくるのですから、就職してからも競争がずっと続くということになります。
この事に気がついていない学生は多いのではないでしょうか?
・正規のルートでしか就職活動をしない
就職活動と言うと、面接の練習をしたり、履歴書に書く無いようを考えて面接に挑んだりするというイメージが強いのでしょうか?
他の皆と同じような方法でエントリーする学生がほとんどではないでしょうか?
これを当たり前と思っている時点で勘違いしているように思えますね。
では、正規のルート以外の就職活動とは何の事かわかりますか?
・・・
昔からあるのですけども、「コネ」とか「縁故」を利用する方法です。
コネとか縁故って不正な感じがするからか、学生は特に嫌がる傾向にあると思います。
しかし、雇う方にしてみれば素性がわかっている人を得られるのですから大きなメリットがあるのです。
最初からコネや縁故を頼って就職活動を行う必要はないと思いますが、皆と同じように活動しても就職できないのであれば、ルートに1つとして選択肢に入れておかなければならないと思います。
押してもダメなら引いてみな!ってとこでしょうか?
とにかく、最近の学生は引き出しが少ないのです。
あれがダメならコレ!
コッチがダメならアッチ!
・・・くらいのバイタリティを見せてほしいものです。
・田舎の中小企業を見ていない
大企業は都会に多いですから、学生が希望する企業も都会の会社が多くなっているようです。
しかし、田舎には凄く優良な会社なのに優秀な学生を確保できなくて悩んでいるところも多いのです。
知名度が低いせいですね。
ヘタをしたら、大企業よりも給料が高いところもあるくらいですよ。
このような知名度の低い中小企業に就職すると、当然、ライバルが少ないわけですから出世も早くなるというメリットもあります。
また、田舎は物価も安くて土地の価格も安いですから・・・最終的には、安月給だったとしても一戸建てだって買えちゃうわけです。
都会では不可能ですよねー。
さらに、人間性も素朴な人が多いですので、派手な人は少ないかもしれないでうすが結婚相手を探すことを考えたら適しているわけですね。
このブログは、ハウスメーカーの評判などを紹介する内容ですので、幸せな結婚をしてもらって一戸建てが購入できるような人生を推奨しています。
そういう意味では、田舎の優良な中小企業に目を向けることは賢い選択肢だと思います。
まとめ
考えてみればわかると思いますが、タマホームだって昔から有名な大企業だったわけではないのです。
大きくなった会社に安定して務めるというのも1つの価値観でしょうけども・・・
小さな会社を皆と共に大きくするという希望を持てるということも大切な価値観なのではないでしょうか?
現在ブラック企業と呼ばれている会社は、少しづつ成長して頑張った結果として現在の地位を築いている企業ばかりです。
当然、過重労働は非難されても仕方のないことなのですが・・・
手を緩めたら即座に叩き落とされた可能性だってあるのです。
大企業になって安定した現在だけを見ているから、甘ったるい学生から見るとブラック企業と見えてしまうのではないでしょうか?
Panasonicやソニーを見ていればわかりますが、甘い社員ばかりになってしまった企業の末路は悲惨です。
タマホームだって、業界の上位に位置する立場となったわけですが・・・当然、1位になったわけではありません。
私がタマホームの立場であったならば、甘えた学生などには就職してほしくはないですね。
現在いる社員と共に、業界1位を目指せるガッツのある学生に来て欲しいと思うでしょう!
世の中はそんなに甘いものではないのです。
(ただし、大手衣料チェーン店や飲食店の一部にはブラック企業が存在していることは事実です。就職しないようにしましょう。)