
タマホームの「新・大地の家」は大安心の家とは違って、床断熱ではなくて基礎外断熱が採用されています。
基礎のみの外断熱とはいえど、床の冷たさという意味ではかなり効果が感じられることですので多少の価格差であれば大地の家を選びたいところでしょう。
また、壁の断熱材には第三種ポリスチレンフォーム75ミリ厚が使われていますので、これもグラスウールなどと比較すると暖かい家を実現させるためには必要であると言えます。
Low-Eガラス(アルゴンガス封入)の窓ガラスや樹脂サッシなども同様で、価格や坪単価に跳ね返ったとしても必須と言える装備だと思います。
それでは、これだけの断熱仕様アップになったタマホーム「新・大地の家」の価格や坪単価はどれくらいになるのでしょうか?
タマホーム「新・大地の家」の坪単価
タマホームの「新・大地の家」の坪単価は、ズバリ29万8000円ですね。
大安心の家の坪単価が25万8000円ですので・・・4万円の坪単価の差となります。
この坪単価アップ分をどのように考えるのかは人それぞれですけども、私ならば必須として大地の家を選びます。
特に、北陸から北側の東北や北海道であるならば大安心の家などではなくて大地の家を選択すべきでしょう。
このくらいの坪単価の差を出すだけで、断熱という意味での快適さとしては雲泥の差になって表れてくるものと思われます。
この先何十年と住むマイホームですので、できるだけ快適にしておくべきだと思います。
また、何十年分の光熱費を考えると・・・坪単価が高い分の大部分は光熱費の節約分で取り返すことができるという考え方もあります。
断熱は冬だけではなくて、夏の冷房でも効いてくるのでなおさらですね。
タマホーム「新・大地の家」の価格
タマホーム「新・大地の家」はコストダウンの結果として低価格が実現されている商品ですね。
当然ですが、坪単価25万8000円の大安心の家の価格と比較するとかなり高い価格となってはいるのですが、十分に納得のいく価格差だと思います。
ちょっと余分な出費になったとしても「新・大地の家」を選ぶべきでしょう。
しかし「新・大地の家」の断熱仕様というのは、あくまでもタマホームの大安心の家シリーズと比較すると暖かい家と呼べるものであるのです。
他のハウスメーカーに目を向けてみればわかりますが、圧倒的な断熱を誇る商品も多くあるのです。
当然、それらの高気密高断熱住宅は価格も坪単価も高くはなるのですが必ず満足できる暖かい家になることでしょう。
例えば、一条工務店の「i-cube」などであればタマホームの倍ほどの断熱になっています。
しかし、坪単価は53万円。
一条工務店「i-cube」であれば北海道でもエアコン暖房で十分な暖かさのマイホームになるものと思われますが、このレベルの断熱が本当に必要かと言われれば私でもちょっと悩んでしまいます。
ただ、断熱材は建てた後に交換できるものではないので・・・必ず暖かい家にしたいという情熱がないとケチってしまい、後で後悔する部分でもありますね。
高気密高断熱住宅の価格と坪単価
タマホームの「新・大地の家」以上の高気密高断熱住宅を購入しようと考えると、どうしても価格や坪単価が跳ね上がることになります。
坪単価で考えると、ほぼ倍という価格差になりますので・・・どうしても選択肢から外れてしまうことが多いのです。
しかし寒冷地にお住まいの方であるならば、一度でも高気密高断熱住宅に住んでしまうとそれ以外の家には住めなくなってしまうほど快適な生活を送れるものなのです。
逆に言えば・・・高気密高断熱住宅の快適さを知っている人は、どれだけ価格や坪単価が高くなったとしても知人に購入すべきだと薦める人が多いのです。
実際に私や妻がそうなのですから間違いありません。
他の部分をケチってでも断熱材に予算を回す方が絶対に幸せになれると思っているのです。
予算に余裕があるのであれば、ぜひタマホーム「新・大地の家」を超える断熱性能の家を検討してみて下さい。
もしあなたがタマホーム「大安心の家」を検討しているのであれば、「暖」や「新・大地の家」を選択すべきだと思います。
これは私の率直な気持ちでありますので・・・信じていただければ幸いです。