
タマホームは安い価格で注目を集めているハウスメーカーですが、使う建材や設備などは不満が出るレベルの物ではありません。
外観デザインにおいても大多数の人が、「悪くない」と感じるようなデザインですので、やはり不満が出ることは少ないでしょう。
当然、高級住宅と比べると明らかな差は出ますが一般人にとっては良くも悪くも「普通」という家となっています。
内装の素材やデザインにおいても同じで、大多数の人が悪くないと感じるぐらいの良さなんです。
このように、安くて住めれば良いと考えている人にとっては、タマホームの家というのは大きな不満も問題も出ないレベルの家なのですね。
しかし、人間というものは不思議なもので・・・良い物を知ってしまうといくら安くても買いたいという気持ちにはならないものなのです。
「良い物」とは、どんな物か分かりますか?
タマホームの内装の評判や評価
タマホームの室内や内装に関しては本当に悪くはないレベルになっていて、一昔前の激安住宅と比較しても驚くぐらいのレベルであるのは間違いないでしょう。
激安住宅メーカーだと思ってタマホームを見学した人ならば、室内や内装を見ても高い評価を出すものと思われます。
実際に評判も悪くはないですからね。
室内扉のデザインなども数タイプから選択できますし、壁紙などの色に関しもかなりの中から選べるようになっています。
与えられた選択肢の中から選んでさえいけば、室内デザインで大失敗することもないと思われます。
「この価格でこれだけの家が買えるなら良いなー」と誰もが感じるくらいになっているのです。
そういう意味では、とてもコストパフォマンスが高い家と言えるのがタマホームでしょう。
高級グレードの住宅で注意すること
いくらタマホームの室内や内装が不満の無いレベルとは言っても、やはり価格が安い中で選ぶレベルにしてみれば・・・という限定付きの評判の良さと言えるでしょう。
キッチンやバス・トイレなどのグレードにおいても、さらに高級なグレードの室内を見て比較してしまうと・・・タマホームの内装では満足できなくなる可能性があります。
当然の事ですが、お金を掛ければ掛けるほどに家というのは満足度の高いものになっていくのは事実なのです。
しかし、私の想いとしては・・・
高級住宅とは言っても、所詮は高級感がある建材を使っているだけにすぎないと感じてしまうのです。
確かに、照明器具やカーテンなども高級な物を使えば室内や内装のグレード感は数倍も高くなって感じることでしょう。
でもね・・・
それが何なの?って感じるのです。
ただ高級で現代的なデザインの内装っていうだけに感じます。
新しいうちは良いかもしれないですが、住み続けていくうちに薄汚れていくだけですし、デザインも時代に合わなくなっていくだけのものにしか感じられないのです。
この気持ちが理解できないのであれば、20年ほど前に建てられた高級住宅の現在の姿を見てみれば良いのではないでしょうか?
もし見ていただけたならば、ただ古臭いだけに感じることが分かっていただけると思います。
しかし、私も以前は高級な住宅は好みのデザインでしたし・・・
その良さは永遠に続くものと考えていたのです。
自然素材の家を体験したことはありますか?
・無垢材、自然素材の良さ
無垢材の床板を素足で歩いたことはありますか?
なんとも言えない柔らかな肌触りが感じられるのが良いところなのですが、匂いだって気持ちが良いものなんですね。
檜の無垢材を使えば、当然、檜の香りがします。
これは10年経ったとしても、雑巾などで拭いたりしたら檜の香りが出てきます。
杉は杉の香り、楢は楢の香りがします。当たり前ですよね。
汗を掻いていたとしても吸収しますし、梅雨の時期などは湿気も吸収します。
このような事は当たり前の事なのですが、現代の家にはこれらの当たり前と思えるような素材などは使われていないのがほとんどなのです。
また自然素材のデメリットとして言われるのが傷つきやすかったり変色したりすることが挙げられますが・・・
物を落とせば傷が付きます、これは当たり前。
しかし無垢材の場合は、傷そのものが年月を感じさせる「味」となって感じるようになるのです。
また、日光の当たるところと当たらないところとで色が違ってもきます。
でも、当たり前のことなんですよねー。
この「当たり前」を感じさせることが自然素材や無垢材の良いところなのです。
例えば・・・
無垢材の床は多少ですがデコボコしているものです。
しかし、長い時間を無垢材の床の上に立ち続けてみればわかりますが・・・
まっ平らな合板の床に立っている時と比較すると、デコボコしている方が凄く疲れが少なく感じるのです。
これは人間が動物である証拠なんだと思います。
自然の中で暮らしていた時は、まっ平らな所なんて無かったのですからね。
必ずどこかが、デコモコしているのが自然なのです。
・合板や集成材のデメリット
しかし、タマホームなどの激安ハウスメーカーなどの建てる家のほとんどは合板が使われています。
柱は接着剤で貼り合わされた集成材です。
これは大手ハウスメーカーでも同じ事が言えて、ほとんどの室内が合板とビニールで作られた内装なんです。
このような室内では木の匂いなどしません。
新築の匂いとして感じるのは接着剤や剥離剤の匂いなのです。
新車を買った時の匂いも同じですよね!
皆さんは「新車の匂いだー!」と喜んでいますが、その匂いは化学物質のが元となっているのです。
また合板は傷が付いたら・・・ただの汚い傷にしか感じられないのです。
汚れたり日に焼けたりしても、ただ汚くなっただけなのです。
つまり、合板などの最大のデメリットは・・・・買った瞬間が一番良い状態で、その後は汚れていくだけということなんです。
その汚れや傷というのは、どう考えても自然素材が出すような「味」にはならないのです。
内装まとめ
展示場などで少しの時間だけを過ごすだけであれば、合板の床とビニール壁紙の内装でも満足できることでしょう。
しかし、マイホームは何十年も過ごす場所となるのです。
子供や家族と共に暮らす空間なのです。
私としては、自然素材の内装の部屋に長期間暮らさなければわからないことは多いのですね。
ところが、短時間では良さを感じにくいという特徴を持っているのです。
だから、皆さんは価格の安さに目を奪われる行動をするのだと思います。
確かにタマホームの内装は評判も悪くないですし、不満を持つほどではないと評価いたします。
しかし、本当に「良い物」や「自然な物」を体感したことがある人から見ると・・・
タマホームの内装に関する評価は覆ることになってしまうのです。